- 2015年8月2日
下腿の痛みに関係するもう一つの筋膜のつながりとは?
まずは前回までのおさらいを
60代の女性
負傷原因はプールでのウォーキング
既往歴としてアキレス腱断裂
がありました。
メインとして考える
筋膜のつながりは
スーパーオフィシャルバックライン
そして
痛みが変化したポイントとして
「大臀筋」
「僧帽筋」
を治療しました。
大臀筋は下肢筋膜の中心
僧帽筋は下肢、
特に骨盤周りの影響は
上肢に出やすいというところから
疼痛誘発動作で評価したところ
原因として判明いたしました。
もう一つのポイントとしては
下肢の痛みで
取りきれないものがあるのなら
その原因は上半身にある可能性が高い
と言ったところでしょうか。
さて今日お伝えしますポイントは
「腸骨筋」です。
なぜ腸骨筋なのか?
まずは筋膜のつながりから、
今回痛みが出るのが
歩行時や爪先立ちです。
この場合原因として考えられるのが、
まずはバックラインです。
そして次に考えられるのが、
前側で支える筋膜のつながり
「ディープフロントライン」です。
そしてこの中でも
今回原因として
腸骨筋がありました。
この方は骨盤の前傾が強く
うまくディープフロントラインが
使えていないというのも
原因の一つだと思いますが、
腸骨筋がうまく機能しないと
骨盤が安定しません。
その不安定をどこでカバーするのかといえば
下腿であったり、上肢になります。
なのでここを調整できれば
骨盤が整うので
各筋膜にかかる負担が減り痛みがとれる
と言った感じになります。
なので
ディープフロントラインが
うまく機能していない姿勢の方には
一度疼痛誘発動作で評価してみてください。
それ以外の方でも一度評価する価値がある
ポイントだと思っています。
それでは今回はこの辺で失礼いたします。
最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。
JPR協会関東支部長の山野井
.
以下にいつも使っているメールアドレスを正しくゆっくりと入力してボタンをクリックしてください。