- 2015年11月25日
これが、圧迫骨折の疼痛治療を素早くできる方法です
「圧迫骨折の伸展動作の疼痛緩和」とは?
圧迫骨折の方で
いつも伸展のことをお話ししますが
やっぱり重要ですよね。
骨の折れた形状からも楔形になっていたり
だとかして、
伸展を作ってあげたいですよね。
伸展が退院後の予後に関わってくるのは、
以前からお伝えした通りです。
この伸展がないことが
その後の慢性痛に移行していくことになります。
ただ、
みなさんに諦めて欲しくないのが、
これは骨の変形によるものだから、
無理だとか、
自分じゃあどうしようもないだとか
あくまで患者さんから見たら
先生は目の前の担当の先生である
あなたです。
なので、
その患者さんの思いにも
必死に答えてあげられるよう頑張りましょう。
で、
今日のコンテンツですが、
体幹の伸展動作の改善にお役立てできるような
耳寄りな情報をお伝えいたします。
ずばり答えからいうと、
「大胸筋」です。
えーいつもの
患部を触らないパターンです。
大胸筋
ってことなんですが、、、
それはなぜか。
いまからお話します。
大胸筋
これは、胸を覆っているおっきな筋ですよね。
この大胸筋ですが、
なので役割としては、
肩関節の屈曲や、内旋に関わっている筋ですよね。
みなさんのイメージする大胸筋はどんなですか?
円背で短縮しているおばあちゃん
脳卒中の痙性がパンパンに入っている大胸筋
ボディビルダーが見せるために鍛える大胸筋
まあいろんな視点があります。
結論付けていうと、
大胸筋はアウターマッスルであり、
パフォーマンスであり、
筋の使い勝手がいい筋です。
なので、
おもいっきりここが姿勢など影響を受けています。
つまり
なにが言いたいかといいますと、
大胸筋が円背の姿勢と関連が深い
また解剖学的にお話しすると
広背筋とのつながりも深いです。
いつもお話しするように
大きくて太い筋は使い勝手がいいために疲労しやすい。
ここまでお話しするとわかりますが、
圧迫骨折でアライメントが変わってしまった
広背筋と、
胸郭・胸骨が崩れたところからの
大胸筋
そのどちらも破綻をきたすわけですよ。
なので、ここの調整をする意義として
体幹の伸展の改善が見込めるわけです。
なので、
大胸筋へアプローチすると体幹の伸展は増えます。
みなさんもそんなことあるかいなと思ったら
是非やってみてください。
そこから痛みの原因となることが多いからに
他なりません。
圧迫骨折だからと
痛い患部に目がいきがちですが、
以外と違う部位に原因が隠されています。
圧迫骨折において、
大胸筋のストレスに対しての疼痛治療は重要だと思います。
なので、
こういった知識を
もっと使って
臨床の幅を広めていってください。
ぼくはそんな視点をもって
患者さんの治療に臨んでます。
今日もここまで読んで頂きありがとうございます。
次週はまた脊柱圧迫骨折について。
お伝えしていきたいと思います。
本日もブログを読んでいただきありがとうございました。。。
日本疼痛リハビリテーション協会 東海支部 長村 充
PS
もし今の臨床で満足していないのならば、
こちらをご覧ください。↓
以下にいつも使っているメールアドレスを正しくゆっくりと入力してボタンをクリックしてください。