- 2015年9月23日
あなたは圧迫骨折の治療でこんな間違いをしていませんか?
「脊柱伸展の促通 part4」とは?
圧迫骨折の方で
脊柱伸展の促通はほぼほぼしますよね。
つまり伸展動作時の痛みで難渋する方いらっしゃいませんか?
今日はそんな方に
耳寄りな情報をお伝えいたします。
圧迫骨折の方を
想像してみて下さい
椎体の圧壊による
脊柱前方変異
姿勢も当然前屈
円背傾向へむかっていくと思います。
そんななかみなさん
体幹伸展の運動療法をやられるとおもいます。
例えば
上肢の挙上訓練
立ち上がり訓練
はたまた肩甲骨の内転運動、歩行訓練など
そんなことをしていると
患者さん痛みを訴えませんか?
こんなときみなさんならどうしますか?
治る過程で痛みがでてもしょうがない。
とりあえず自分にできることは運動療法だ。
運動療法すれば治ると信じた運動療法を続ける、
果たして結果はどうでしょうか?
おそらく痛みは変わらず
退院を迎えるのではないでしょうか?
では痛みをどうしたらいいか。
ずばり
「梨状筋」
です。
脊柱起立筋の促通がこれで変わります。
それはなぜか。
いまからお話します。
この筋は
仙腸関節とのつながりが深いです。
圧迫骨折の方でも仙腸関節らへんを痛がる人結構いると思いますが、
これは仙腸関節が過度に働いた結果が招いたことです。
なにが言いたいかといいますと、
仙腸関節はその周囲が動かなくなると過度に働きます。
つまり
腰椎や、股関節が動きが少なくなったときに代償的に働きます。
なのでこの
「梨状筋」が仙腸関節のストレスを受けていて
ここに疲労が蓄積しやすいと思います。
そこで調整してあげると仙腸関節の機能が戻ってくるので
だいぶ状態が良くなります。
あと
梨状筋ときくと
みなさんはなにをイメージしますか?
ぼくはぱっと出てくるのが、
梨状筋症候群とか、
しびれとか
ってイメージが強いですね。
圧迫骨折だからと
脊柱起立筋ばかりに目がいきがちですが、
仙腸関節の影響は必ずあります。
腰椎が機能を落としているのでここが著名に影響を受けているので
必ずみてみて下さい。
一応おさらいで
梨状筋の筋のつき方は、
起始:仙骨内側面の上位3孔の間に付着
停止:大転子
とついていて、
役割としては、
股関節外旋といったところが教科書的なところです。
臨床としては
股関節の外旋を維持してもらうと困るわけで、
ここから下肢で指示したときに
ベクトルが外に逃げていってします。
これは膝の向きや、
足部の向きから
外に外にベクトルがかかり
制動するために外側の筋群の緊張が高まります。
なので、
外側の筋群がかっちかちになっていくと
胸郭にも影響がでてきて
体幹の柔軟性が下がってきます。
これを正しいベクトルに変換してベクトルを分散しないと
いけないですね。
つまり体幹を伸展した際の痛みの原因が
仙腸関節を介してここにあることがよくあります。
なので、
ぜひここを調節してあげて下さい。
圧迫骨折においては、
姿勢の影響が多々あり、
このような機能障害はほぼ間違いなくおこると思います。
筋をラインの全体性で考えると、
なかなかに短縮しているケース
多々あり、
ぜひぜひ足部もみてみて下さい。
圧迫骨折において、
伸展のストレスに対しての疼痛治療は重要だと思います。
なので、
こういった知識を
もっと使って
臨床の幅を広めていってください。
僕たちセラピストが、
患者さんを救っていくというマインドセットし、
臨床で困っている人を助けていきましょう。
ぼくはそんな視点をもって
患者さんの治療に臨んでます。
今日もここまで読んで頂きありがとうございます。
次週はまた脊柱圧迫骨折について。
お伝えしていきたいと思います。
本日もブログを読んでいただきありがとうございました。。。
日本疼痛リハビリテーション協会 東海支部 長村 充
PS
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