- 2015年8月3日
下腿の疼痛治療で見逃してはいけないポイントをあなたにお伝えいたします。
さて、まずは前回までのおさらいです。
60代の女性
負傷原因はプールでのウォーキング
既往歴としてアキレス腱断裂
がありました。
メインとして考える
筋膜のつながりは
スーパーオフィシャルバックライン
そして
痛みが変化したポイントとして
「大臀筋」
「僧帽筋」
「腸骨筋」
を治療しました。
そして今回お伝えするポイントは
下腿の痛みにはもちろん
足関節の形状にも関係する
筋になります。
その筋は
「後脛骨筋」です。
なぜ後脛骨筋なのか?
まずは繋がっているからです。
後脛骨筋はディープフロントラインとして
腸骨筋や大腰筋とつながります。
評価で腸骨筋が出たので
後脛骨筋も原因となり得るのが一つ
もう一つが後脛骨筋の作用にも
関係があります。
後脛骨筋の作用は内反と底屈です
もう一つが距骨下関節との関係です。
後脛骨筋は内果側を通過して
足底につきます。
この機能が低下すると
外反扁平足になります。
外反扁平足になるとなにが起こっているか?
距骨下関節が小指側に変位していきます。
その結果足関節が変形し
下腿に過負荷がかかり、つりやすくなったり
痛みの原因になります。
なのでここを調整して
後脛骨筋の出力を上げれば
距骨下関節の変位がおさまり
下腿の筋が正常に機能し
ディープフロントラインも整うため
痛みが消失します。
なので長く続く下腿の痛みや
外反扁平足の方そして
ディープフロントライン上に原因がある方には
後脛骨筋の調整は必要なのかなと思います。
評価できる方は疼痛誘発動作で
一度評価してみてください
評価できなくても緩める価値はあります!
それでは今回はこの辺で失礼いたします。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
JPR協会関東支部長の山野井
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