- 2015年8月14日
検証!疼痛誘発動作は世界に通用するのか!?
40代のインド系の男性で
まったく日本語がわからない方でした
まずは怪我をした理由ですが、
折りたたみ自転車を運転中に
自転車が折りたたまれたとのこと
その時、咄嗟に右の足で転ばないように
踏ん張ったらしいです。
その後3・4日普通だったのですが
4日目あたりから膝窩あたりに痛みが出てきた
とのこと。
そこでその方は自分でRICE処置をしたら
膝窩の痛みは取れたらしいのですが
膝の腫れと階段昇降の痛み
あとは動かす時の「クリック音」
が気になるとのことなので
整形外科に行ったところ
レントゲンは撮りましたが
結果わからず、MRIを撮ることに。
しかし撮るまでに
2週間かかるとのこと
そんなの待ってられんと
ウチを受診してくれた訳ですが
まあどう診ても
半月板か前十字靱帯のどちらかは
絡んでそうな感じでした。
検査をしても
その二つで引っかかります。
膝の腫れとクリック音については
カタコトではありますが
英語で説明して
納得されました。
そして問題はここから
階段昇降時の痛みです。
特に降りる時が痛いとのコトでした。
降りる時に左足から降りると
右足に痛みが出るとのコトでした。
『今から原因を探します』
もちろん英語で
まあ訳がわかってないようでした。
しかし大腰筋に疼痛誘発動作をかけてみると
今まで降りる時に痛がっていたのが
全く平気そうでした。
そして
『大腰筋が原因です』
と伝えると、
より訳がわからなそうでした。
そこからその説明に20分位かかりました。
大腰筋の写真を見せたり
アナトミートレインを見せたり
『とりあえず治療しましょう!』
とまだ煮え切らないところを
押さえ込みまして治療します。
いつもは大腰筋を治療すると
お腹が痛いと言われるのですが
今回は違いました
大腰筋を治療していると
「膝に痛みが出る」と
言われました。
しかし緩んでくると
それもなくなったので
もう一度階段を降りてもらうと
「No pain」の一言
しかしクリック音が
まだ気になるとのコトでしたが
そこはちゃんと説明しまして
最後には「thank you berry match」
と言って握手を求められました。
外傷からくるクリック音や腫脹は
厳しかったですが、
痛みは完全に取れました。
疼痛誘発動作は世界に通用します!
しかし英語ができれば!!
この日は自分の英語力のなさに
落胆の1日でした。
それではこの辺で失礼します。
最後までおつきあいいただき
ありがとうございました。
JPR協会関東支部長の山野井
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