- 2015年8月11日
疼痛誘発動作で絶対に押さえておくべきポイント
まずは軽くおさらいから
70代の女性の方で
ベットで横になっていて起き上がる時に
転倒し痛めたとのことです。
疼痛部位は
上腕の外側部全面に安静時痛があるのと
特に水平内転と水平外転時に
痛みがあるとのこと。
水平内転時は30度位から痛みがあり
水平外転時は5度もいかないうちに
痛みが出ます。
昨日までの2つのポイントを
治療した段階でだいぶ症状は
軽くなっております。
水平内転は90度
水平外転はほぼ正常まで行きました。
しかしまだ90度以上だったり
肩を内旋しながら伸展すると
痛みが出るようです。
そしたらまた疼痛誘発動作で
評価していくんですが、
今日のポイントはここです。
疼痛誘発動作は痛みに変化が出ます。
しかしそれは
「軽くなるだけではない」
ということです。
僕のブログでは
「腕橈骨筋に疼痛誘発動作を
かけたら肩の挙上の痛みがなくなった」
とよく出てきますが、
実際その変化というのは
軽くなるだけではありません。
痛みが増悪する場合もあります。
増悪した場合そこは触ったらいけないのかと
思うところですが、
ここで間違えてはいけないのが
「疼痛誘発動作はあくまで
変化を出すことが重要だ」
ということです。
なのでその変化が
プラスでも
マイナスでも
関係ありません。
一番変化が出たところを
治療してください。
そこに原因があります。
疼痛誘発動作で評価したら
逆に痛みが強くなって
全く動かせないという
所見が出たら
怖いから
触らずにやめておこうではなく
あえてそこを治療してください
そこを治療しないと
取れない痛みっていうのは
必ずあります。
この方もそうでした。
逆に全く動かせなくなるくらい
痛みが強くなるポイントがありました。
そこについては
また明日お伝えするとして、
今日皆さんに覚えていただきたいのは
疼痛誘発動作はあくまで変化を出すことが
重要なんだということです。
それがプラスでもマイナスでも
関係ないということです。
それでは本日はこの辺で
失礼いたします
最後までおつき合いいただき
ありがとうございました
JPR協会関東支部長の山野井
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