- 2018年3月2日
「膝の痛み」にクアドの筋トレはするな
From 藤井翔悟
京都市の自宅デスクより、、、
基本的に
骨と軟骨には神経がないです。
軟骨がけずれて
膝が痛くなる…
のではないのです。
一般的にまずは
炎症があることで
痛みが出ます。
でもそんな
腫脹があるとか
熱感があるときは
基本的には
安静が絶対必要です。
この時期に
僕の言う疼痛誘発動作とか
徒手療法はやらないでください。
この時期は
整形外科を受診してください。
医師に消炎鎮痛を
してもらってください。
腫脹や熱感が続いているなら
徒手療法はしてはいけないです。
徒手療法は
あらゆる急性期で禁忌です。
まずはこれを踏まえて
実践していただきたいと思います。
膝の痛みに対する
保存療法としては
内服と外用薬ですね。
これは湿布とかぬり薬です。
あとはヒアルロン酸の注射を打ったり
ステロイドを入れたりします。
それでも改善がみられず
日常生活に影響がある。
年齢的にも
オペした方がよい。
そんな場合は医師は
人工関節の手術だったり
骨切りだったりをします。
PTとしては
基本的には筋力の獲得を
医師の指示の元で行います。
・関節を動かす
・関節を安定化させる
・関節面への衝撃を
緩和させることを目的に
大腿四頭筋に代表される
筋トレをすることが多いと思います。
けどこれだけだとね
結果が出ないんじゃないかと。
結果が出たとしても遅いと、、、
もっと早く瞬間的に
1回20分の中で
どれだけ患者さんに
変化を実感していただくのか。
もしくは次に繋がるアプローチを
するのかってことです。
まずは
運動器の理学療法って
除痛とか疼痛軽減が
急務じゃないですか。
初期はね。
のちのち筋トレとか
ADLエクササイズをしないと
いけないのはわかってますよ。
けど初期はですね
除痛がはかれるかどうか。
そして初期の段階で
あなたのアプローチで
ポーンってはずみをつけられるかどうか。
これが非常に大事です。
筋トレで除痛が
図れればいいんです。
でもそうじゃない時に
どれだけ手札を持っているか?
これがセラピストとして
必要なことだと思います。
つまりあなたの
腕の見せどころでもあります!
↓
-藤井翔悟
著者
日本疼痛リハビリテーション協会 代表
腰をはじめとした身体の痛みに対して、これまでに類を見ない施術方 法を考案、それを学び実践している医療従事者は世界中で10万人を 超える。学会発表や研究にも意欲的に取り組み、その手技は改善率 の高さから業界に旋風を起こしている。芸能人やスポーツ選手からの 依頼が殺到し、その確かな結果が評判を呼んでいる。また自身が主 催するサミットには800人以上の医師や医療従事者が参加。アメリカ、 スイス、カナダからも受講生が来日するほどである。ボランティア活動にも意欲的に取り組んでおり、医療が浸透していない地域に出向き、 医師や医療機関と連携して高品質な施術を無償で提供している。海 外でも普及活動を行い、その活動が評価されオランダ政治家との対 談やアメリカの医師から推薦文をもらうほどである。日本で最も有名 な治療家であり実力者。
書籍:痛みが消える魔法の腰痛学 PHP研究所
禁じられた治療法 ギャラクシーブックス
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