- 2015年8月7日
⑥あなたは膝OAの痛みでこんな間違いをしていませんか?
From 藤井 翔悟
膝OA臨床ですごく多くないですか、
たとえば膝のOAの疾患名で入ってきてなくても、
やっぱり高齢の方を僕達のリハビリの環境で
見させていただくことが多いものですから、
例えば、頚部骨折だってももともと膝が痛くて、
頚部骨折のあとに痛みが強くなったりだとか、
脳卒中の方の片麻痺でね、麻痺側にOAがあって歩行するたびに
痛みが出てなかなか先に進まないとか、
あとはもうシンプルに膝のOAがかなり強くて
歩行するたびに痛みが出るとか、
呼吸器とか廃用で入ってこられていたにもかかわらず、
変形性膝関節症のような症状で膝が痛くなっておられる方というのは
たくさんたくさんいられると思いますので、
膝の痛み自体をしっかりと対応できるようになるということは、
要はいろんな患者さんをこれから僕たちはずーと診ていくわけですけど、
いつもいつもついて回るような疾患だと僕は思ってるんですよね。
なのでこの痛みに対してあなたがしっかりと
自信を持って治療の方法だったりとか
リハビリのほうできるようになるということは
すごく意義があることじゃないのかなと思っております。
膝のOAシリーズなんですけども、
まずポイントをお伝えさせたいただこうと思います。
膝の痛みを診るポイントですね。
ポイントなんですけど、ぶっちゃけ決まっています。
まあよくセミナーで患部に原因はないと僕はよく言うんですけど、
この場合、患部は膝のことじゃないですか、膝の痛みっていうのは、
今までひじの痛みとか話しているときっていうのはね、
比較的患部の近くに原因があることが多いんですけど、
膝の痛みっていうのはホントに患部に原因は全然ないです。
膝の外側が痛かろうが、内側が痛かろうが、
膝窩、膝の後ろが痛かろうが、
膝窩筋がどうのこうのだとか、側副靭帯がどうのこうのだとか、
大腿脛骨関節の関節面のすべりがどうのこうのだとかっていうのは
あまり診なくていいですね実は。
逆説的な事をいってしまうとですね、
は?みたいな感じで思われるかもしれないんですけれども、
よく考えてください。
まず膝そのものの人体における作りだとか
構造とかかんがえていただきたいんですけども、
膝関節っていうのは、構造っていうか機能的な役割としてもね、
股関節と膝関節の要は中間関節になるじゃないですか、
股関節と足関節の影響をもろに受けるんですよ。
痛みが出るようなメカニズムだったりとか、
そういうふうな疼痛が誘発されるような、
スパンって言うか経過を作っていってしまう原因というのは、
必ず股関節か足関節に原因があります。
例えばО脚になってて、O脚になっておられるから、
股関節の内旋の可動域がないだろうと。
あと足関節の距腿関節の可動性が
かなり偏っているだとかいう風に
いろんなものがあるんですけど、それは結果ですね。
膝が要は外側にスラストしているせいで
そうなったっていう風に皆さん考えられると思うんですけど、
じゃなくてもともと股関節か足関節のどちらかに要はこういう風に
外側にスラストしていくО脚になっていくような原因があったので、
その積み重なりっていうか、
退行変性であったりもあるんですけども、
筋機能的なメカニズムっていうか
メカニカルストレスによって
膝が痛くなった結果がでているだけなんですよ。
なので元をたどれば
必ず股関節か足関節のどちらかに原因があります。
実際あなたが膝が痛いっていう方に対して、
膝をさわってですね、結果を出せるのであれば
僕もそれでいいと思うんですけども、
もしあなたが、膝をさわっても
なかなかいい結果がえられないだったりだとか、
患者さまからいいリアクションが取れないのであれば、
それはきっとね膝以外のとこに
原因があるからだと僕は思います。
なので具体的にどういうところが原因だという所とか
どういった所を調整していけばいいのっていう風なところですね。
これからシリーズでお伝えさせてもらいますので、
明日以降も楽しみにしてもらえればなあと思っております。
本日はポイントだけお伝えしたんですけども、
患部に原因はないですよ、
股関節足関節を見てくださいっていう形を
お話しさせていただきました。
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