- 2015年8月7日
⑩ 腓骨と膝OAの痛みの関連
From 藤井 翔悟
今日はですね書いてある通りなんですけども
絶対見るべき関節のその2についてお話させてもらいます。
昨日はイレギュラーパターンでしたけれども
絶対見るべき関節っていうのは膝の方ではほとんど決まってますんで、
特にこの変形性膝関節症っていうアライメントを呈している限りは
痛みの原因っていうのはほぼほぼ決まっていきます。
ですからそういった所を
あなたにお伝えさせてもらいます。
今日は絶対診てもらいたい関節っていうのは
ズバリここです。
関節じゃないですね骨ですね、
腓骨です。
腓骨なんですけど関節で言うと近位の脛腓関節かな?
合ってる?
間違っていたらあれですけどまあ腓骨なんですよ。
腓骨でしっかり考えてもらいたいんですけども、
腓骨ってね例えば、こういう風なアライメントっていうのを
膝OAの人は呈しますよね。
その時に腓骨がどうなっているかなんですけども、
こういう方々は外にスラストが起こるといっしょで
どんどんどんどん外側に要はモーメントがかかるというか
力学的なストレスっていうのは
外側にいつもいつも偏移するっていうような形をとられていくんですよね。
それで前言った仙腸関節がそういった動きになっていくとか
臀筋がね短縮位になっていったりだとか
していくんですけども、
一緒で腓骨もどうなっているかっていったら、
腓骨っていうのも一緒でまず外側に偏移します。
当然です腓骨の特性上外側に偏移して
なおかつ下方にも偏移します。
例えば、臨床で膝OAの方をみられているのであれば、
すごく下腿だけ太くなってません?
バンって下腿太!みたいな、何でこんなにお尻もボーンって太いし
足も太くなっているみたいなね感じで広がっていることが
すごく多いと思うんですよ。
特に高齢の方で退行変性っていうか、
加齢と共に起こる退行変性に伴っては、
横に広がっていったりだとかつぶれていったりだとか、
骨格の変位はやっぱ起こるみたいです。
特に膝OAの方でこのような歩容とか呈している人は
お尻がバーンって広がってしまっていますし、
腓骨が外側に変位して下方に下制してますので、
なので下腿自体っていうのも大きく見えます。
それは膝に水腫があったり炎症があるとか云々ではなくて、
腓骨自体の位置っていうのが外側と下方に変位してます。
あなたのすべきことはこの腓骨の位置をですね、
仙腸関節と同じような感じでもとに戻してあげてください。
どういうことかわかりますか?
つまり外側と下方に戻っているので内側と上方にもどしてください。
内側と上方に戻してあげると要は、
骨のアライメントがもとに戻りますので、
膝の関節いわゆる膝関節っていうのも
正常範囲で機能しやすくなります。
正常範囲で機能しやすくなることによって
痛みが減ることがすごく多いです。
膝の伸展時痛でも屈曲時痛でも全然すごく多いので、
一度この内側と上方に戻してみるっていうことを
腓骨でやってみてください。
その誘導の仕方なんですけど腓骨頭をシンプルに持っていただいて
内側と上方に戻してあげる。
痛みの出ている動作があればその痛みが出ている動作の時に、
腓骨をこの方向に誘導してあげながら
痛みが変わるのかっていうところを評価してください。
それでもし痛みが少し減るのであれば
その場合は腓骨のせいで痛みが出ているっていう風に
考えることができますので、
ここを修正していくっていうような形ができればですね、
その痛みだったりは大きく軽減を狙うことができます。
本日はですねそういった形で腓骨の絶対診るべき関節、
僕絶対みますめっちゃ大事なんで診るべき関節っていうのを
お伝えさせていただきました。
こういった方向に誘導してみてください。
あなたの変形性膝関節症の患者さんも
いい結果が得られるのではないかなと思います。
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