- 2015年9月17日
肩関節の外転外旋時の痛みにはここに注目!
From 山野井 孝志
挙上とか
外転外旋とか
そんな時の痛みに
よく関わってくるかなと思います
正確には評価してみないと
わからないのですが
一つ覚えておいてください。
みなさんいい姿勢って
なんだと思いますか?
つま先と踵がピタッとくっついて
膝も変に隙間が開かないで
背筋もピシッと伸びて
立っていられる感じでしょうか。
肩の痛みと立っている姿勢っていうのは
関係性が高いと思います。
僕もよく患者さんに
「ちょっと気をつけしてみて」って
いいます。
気をつけした瞬間はみなさん
ピシッとするのですが
少しすると気がぬけて
普段取っている姿勢に戻ります。
そこの姿勢で僕は判断するのですが、
まず「理想の姿勢」は
解剖学的肢位です。
よく解剖の教科書に載っている奴です。
ですが「気をつけして」って言って
その姿勢をとる方は
さすがに見たことありません。
僕の理想としては
大腿部側面の大転子あたりに上肢が来て
手掌が大腿部の方を向いている感じです。
脱力した姿勢で手の位置が
ここに来ていれば理想です。
そして肩に傷みがある方ですが
気をつけをする時に大胸筋などに
痛みの原因がある場合は
手掌がまず後ろを向きます。
上肢が内旋して前腕が回内する感じです。
ひどい人はその肢位のまま少し挙上します。
肩に痛みを訴える患者さんで
このような姿勢をとっている方
結構おおかったです。
もし今担当している患者さんで
そんな姿勢をとる方が入れば
大胸筋が関係していると思いますので
アプローチポイントとして
加えてみてください。
それでは今日はこの辺で失礼いたします。
最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。
JPR協会関東支部長の山野井
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