- 2015年8月20日
⑥肩こり治療で最初に見るべき筋は?
From 藤井 翔悟
肩こりの考え方としては何度も何度も言いましたが、
肩を凝っている場所を揉まなというのが大原則です。
なぜかというと凝っている場所には原因がないのが1点目で、
患者さんごとの痛みの原因を評価しましたか?っていう
ステップが入っているかっていうのが2点目です。
その場所を治療したかっていう根拠が絶対いるんですよね。
肩こりが治らないとかすぐ戻るとか言われるのは、
結局評価がないからですよね。
評価をすることで肩こりの改善率がすごく上がると思っています。
今日も1つの大事な筋肉をあなたにお伝えさせてもらうんですけども、
今日は斜角筋です。
要は首の付け根の筋肉ですよね。
これは、肩こりの原因となることがすごく多いです。
前回、ストレートネックの人は
C6,7が悪いとお伝えさせてもらったんですけど、
要は肩こりの人は首も悪いじゃないですか?
首、肩こりともいいますしつまり、肩こりの人は
斜角筋を使って姿勢制御しすぎてます。
要は、頸部が抗重力肢位から逃げているんですよ。
斜角筋は、前、中、後部線維に分かれるんですけど、
どこが重要であるかというと中部、後部線維がすごく大事になります。
理由は、下位の頸椎の制御にかかわることが多いからです。
前方に変位していてもストレートネックになっていても、
斜角筋は姿勢制御で多用されていることがすごく多いです。
まずは、中部線維、後部線維を狙っていただくのが、
オーソドックスな治療の始め方と思っております。
狙うべき場所も決まっていて停止部を診てください。
ここに、凝りの原因、循環不全、トリガーポイントがありますので、
ここをとってあげると肩全体がふわっと緩む
肩甲帯が挙上している人はすとんと落ちてすっきりします。
首が長く見えることもありますしストレートネックの人は
頸椎の生理的な前弯が出たりだとかをよく観察される場所なので、
斜角筋の中部線維、後部線維の停止部を診てください。
これで、いい結果が出るんですけど評価が大事なので、
疼痛誘発動作でしっかり評価してから治療してください。
疼痛誘発動作のやり方は首の付け根のところを内側に
しっかり押して所見をとってください。
これを使ってみてください。
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