- 2015年8月20日
④ほとんどの肩こりに関係している筋
From 藤井 翔悟
今回は、具体的に肩こりに対して
絶対診ておくべき筋っていうのをあなたにお伝えさせてもらいます。
この筋肉を評価することによって、
患者さんごとにどこのせいで肩が凝っていうのかを特定できます。
あなたが持っているテクニックに
患者さんを当てはめた治療をやるのではなくて、
今、目の前の患者さんの原因は
ここだからこれを治療するというような形で
活かしていただければと思います。
僕が今まで治療院で肩こりの方をたくさん診させてもらった中で
特に関係している筋肉は
ズバリ広背筋です。
その理由は起始を考えていただきたいんですけども、
骨盤から出ていてそこから上がっていって肩甲骨下角、
そして上腕骨の内側についてますよね。
つまり、広背筋は骨盤と肩甲骨、
上肢の影響を受けるということなんです。
なおかつ、それらの姿勢制御にかかわる筋肉なので、
疲労しやすいです。
肩が凝る方ってパソコンだとか
何か手で作業する方が陥りやすいです。
広背筋はいろんな部位の影響を受けやすいので、
診ることは肩こりの治療ですごく大事になります。
具体的な診方としては疼痛誘発動作
要は肩こりの人がどこが原因で症状が出ているか診ていくんですね。
肩こりの人は動作じゃなくても症状が起きているので、
その場合の評価の仕方をお伝えさせてもらいます。
広背筋って骨盤からわきに向かってついているじゃないですか、
その筋肉をぐっとつかみ肩こりの状態が楽になるかを聞きます。
部位としては脇のところをぐっと後ろからつかみます。
つかんでいる状態で患者さんに聞くと、
おそらく多くの方が肩が楽になるっておっしゃられると思います。
そういった場合は肩こりは広背筋が原因で起きています。
特に停止部に硬結ができたりだとか循環不全、
疼痛誘発物質がだされたりとか、
その筋腱以降部が問題になることが多いです。
ここを調整することで肩こりは改善します。
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