- 2015年7月1日
⑤ 変形性股関節症の治療に必要な筋膜の繋がりとは?
From 藤井 翔吾
今まで変形性股関節症の概論について、
どこをどうみていくのかをお話して きました。
今回は治療編です。
治療していくときに、
どこをみるのかということなんです が、
変形性股関節症の人は多くはパターンのことが多いので、
もちろんイレギ ュラーの場合もありますが、
大部分のパターンの痛みを取る方法を話していき ます。
まず知っておいてほしい筋膜のつながりがあります。
一つはディープフ ロントラインです。
特に体幹から下肢にかけてのラインはほぼすべて痛みに関 連しています。
もう一つがラテラルラインです。
外側です。
アナトミートレイ ンを勉強している方はご存じだと思いますが、
一番体の深いところの筋膜のつ ながりに機能障害がおきているか、
体の外側の部分におきているのか。
この二 パターンです。
このパターンで痛みがでています。
変形性股関節症の人は基本 的に
ディープフロントラインとラテラルラインにメカニカルストレスが過剰に かかっています。
なぜかというと、
臼蓋と骨頭の被覆率が悪いことで、
骨での 支持ができずに
ディープフロントラインとラテラルラインの筋筋膜つながりで 体重を支え、
姿勢を制御するというパターンをとることになります。
ですので、
このラインの筋肉のどこかをみてもらうと治療ができます。
そしてなにが一番 大事になってくるのか。
疼痛誘発動作ができる人はそれを使ってもらって、
今 担当している変形性股関節症の患者さんは、
このラインのどこに痛みの原因が あるのかを個別に評価できることが重要ですし必要です。
セミナーでもよく言 わさせてもらっているんですが、
あなたは今まで色んなテクニックや知識をセ ミナーに通って勉強して、
それを使って治療を行っていると思いますが、
それ は間違いです。
なぜならあなた持っている枠に当てはめようとしているからで す。
大事にしてもらいたいのは、
それぞれ個別のオーダーメイドの評価です。
そのヒントは二つのラインのどこかに必ず痛みの原因がありますから、
どこに あるのかを個別に評価して下さい。
どんな人が来ても、
コンスタントに痛みを とっていくには、
本当にこれが必要になってきます。
ですので、
この知識を持 っていただければなぁと思います。
疼痛誘発動作を行ってください。
そうして 変形性股関節症の方の治療に生かしてください。
PS
もしこれが、あなたが手に入れたかった情報だとしたら・・・
どうぞお読みください。
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