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  • 2018年3月1日

疼痛誘発動作の科学的根拠

 

 

 

 

 

 

from 脇本竜次

新幹線の中から、、、

 

 

 

 

 

<従来の痛みの原因の特定方法>

従来の痛みの原因の特定方法は、MRIやRGなどを用いることが多いと思いますが、画像の構造変化と痛みは相関しないと言われています。1)2)

変形性膝関節症の方でいうと、変形が強いけど痛みが出現していない方や変形は強くないのに痛みが強い方に遭遇したことがあるかと思います。

このように構造変化が強いことで痛みが強く出現しているのかというとそうではないかと思います。

 

 

 

 

<疼痛誘発動作とは>

そこでご紹介するのが疼痛誘発動作®︎という検査方法です。

この検査方法の手順は以下の通りです。

①痛みが出現する動作をしてもらう

②痛みの強度を問診

③痛い部位とfasicaで関連している部位に圧迫したままで、もう一度痛かった動作をしてもらう

④痛みの強度が変化したのかを問診

こういった流れで行うのが疼痛誘発動作です。

 

 

 

 

<疼痛誘発動作の根拠>

ポイントとなるのは圧迫によって身体にどのような変化が起こるのかです。

ある海外の研究では圧刺激を入力することにより筋痙攣を緩和させる脊髄反射機構の働きが起こるといわれています。3)

つまり、圧迫により一時的に過剰な脊髄反射が抑制され、筋が弛緩される可能性があります。

なので、圧迫した筋が弛緩すれば痛みが軽減したのであれば、そこを治療して持続的に弛緩した状態にすれば痛みが軽減・消失するということがわかります。

 

 

 

<やっていただきたいこと>

腰痛のある方に僧帽筋上部線維に疼痛誘発動作をしていただければと思います。

なぜなら僧帽筋上部線維が硬くなっていることで、頚椎-胸椎-肩甲骨周囲の組織の滑走性が低下し、その結果腰部に過剰なストレスをかけて痛みが出現している頻度が非常に多いからです。

①僧帽筋上部線維の解剖図を確認

②僧帽筋上部線維に圧迫を加えて痛みがある動作をしてもらう(疼痛誘発動作)

③痛みが軽減すれば、その部位の治療

 

 

 

<まとめ>

圧迫によって脊髄反射の抑制によって一時的な組織の滑走性が改善される。

 

 

 

<参考文献>

1)Jensen, M.C.; Brant-Zawadzki, M.N.; Obuchowski, N.; Modic, M.T.; Malkasian, D.; Ross, J.S.Magnetic resonance imaging of the lumbar spine in people without low back pain. N. Engl. J. Med.1994, 331, 69–73.

 

2)Van Tulder, M.W.; Waddell, G. Conservative treatment of acute and subacute low back pain.In Neck and Back Pain: The Scientific Evidence of Causes, Diagnosis, and Treatment; Nachemson, A.L., Jonsson, E., Eds.; Lippincott Williams & Wilkins: Philadelphia, PA, USA, 2000; pp. 241–269.

 

3)Immediate Effects of Various Physical Therapeutic Modalitieson Cervical Myofascial Pain and Trigger-Point Sensitivity Hou C-R, Tsai L-C, Cheng K-F, Chung K-C, Hong C-Z.2002;83:1406-14.

 

 

 

動画はこちら

最後までブログをご覧いただきありがとうございました。

 

ー脇本竜次

 

 

 

 

 

 

 

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著者

臨床研究部門

『慢性疼痛の治療方法の確立と証明』そのために今ある技術をより体系化していき、科学的な根拠のある技術にしていきます。当協会の評価・治療テクニックを用いることで、人体にどのようなことが起こっているのかを解き明かしていきます。

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