- 2018年3月18日
急性腰痛の人に絶対にしてはいけないこと
from 脇本竜次
治療院のデスクから、、、
https://www.youtube.com/watch?v=ioUhyC3sPGM&feature=youtu.be
<急性腰痛患者の対応とは?>
「昨日から腰が激痛なんですよ!」といった患者さんが来た場合にあなたはどういった対応をしますか?
どんなことを聞いて、どんな評価・治療をするでしょうか?
絶対に聞かないといけないことはこれです。
「病院で検査をしましたか?」もしくは「主治医に診てもらいましたか?」
つまり、病院での検査がまず必要です。
なぜなら急性腰痛の原因として、骨の異常であったり、腫瘍や内科疾患などの可能性があるからです。
こういった骨の異常・腫瘍・内科疾患の場合には徒手療法は禁忌になります。
それを知らずに徒手療法を行うと逆に症状を悪化させます。
そうなっては患者さんを苦しませることになります。
<内科的な問題が無い急性腰痛はどうするか?>
それでは内科的な問題がなく、かつ神経症状もない非特異性腰痛の場合はどうすればいいのでしょうか?
足関節捻挫の場合でいうと安静が必要になります。
それでは急性腰痛もそうすればいいのかというとそうではありません。
神経症状のない非特異性腰痛の場合は安静は有効な治療法ではない1)と報告されています。
そして、痛みに応じた活動が安静と比較して機能回復をさせるのに有効であった1)とも報告されています。
つまり、安静はしてはいけない可能性があります。逆に可能な範囲内で運動することがいいということです。
<勤労との急性腰痛の安静>
仕事を休んで安静の期間が長ければ長いほど復職の可能性が低い1)とも報告されています。
仕事を痛みで休職することは、それが長く続けば続くほど悪循環を及ぼします。
<まとめ>
病院で検査を行い、非特異性腰痛であれば安静はすべきでない。
<文献>
1)腰痛診療ガイドライン2012.日本整形外科学会, 第4章 pp38
動画はこちら
↓
https://www.youtube.com/watch?v=ioUhyC3sPGM&feature=youtu.be
最後までブログをご覧いただきありがとうございました。
ー脇本竜次
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著者
臨床研究部門
『慢性疼痛の治療方法の確立と証明』そのために今ある技術をより体系化していき、科学的な根拠のある技術にしていきます。当協会の評価・治療テクニックを用いることで、人体にどのようなことが起こっているのかを解き明かしていきます。
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