- 2015年11月11日
圧迫骨折の屈曲動作時の痛みを患部に触れずにとる!
「圧迫骨折の屈曲動作の疼痛緩和」とは?
圧迫骨折の方で
いつも伸展のことをお話ししますが
今日は屈曲についてお話しさせてもらいます。
入院中は骨の状態から
あまり屈曲動作は控えますが、
3か月くらいした後骨の癒合が落ち着いてきた際に
コルセットも外れて
これからじゃあ在宅に戻ってしっかりやっていくときに
問題になるのが
屈曲ですよね。
入院中は控えなさいと言われて
教育されて
家に帰ったらそんなことを言ってられないくらい
体幹の屈曲動作は日常的になってきますよね。
そうなってくると当然疲労を起こして
腰などの患部が痛くなるパターンになりますよね。
ただここで勘違いしないで頂きたいのは、
骨が折れているから、
骨の形状が楔型だから
骨がきっと痛いんだ。
っていう認識。
教科書に書いてありますが、
骨が癒合するのは3か月
骨が痛いならそれは骨膜が破れている時
言わゆる骨折している時です。
もちろん骨の癒合が進んでいない場合や、
骨萎縮、骨粗しょう症によって新たに骨の形状が変わってしまって
いる場合は、正直骨と言わざるをえないかもしれませんが、
正常な場合は、筋が痛くなるパターンが多いです。
今日はそんな時にお役立てできるような
耳寄りな情報をお伝えいたします。
ずばり答えからいうと、
「肩甲胸郭関節」です。
えーいつもの
患部を触らないパターンです。
首と腰のつながりの話はよくさせてもらっていますが
肩甲骨と腰って・・・
ってことなんですが、、、
それはなぜか。
いまからお話します。
肩甲胸郭関節
名前の通り肩甲骨と胸郭
つまり肋骨の間ですよね。
解剖の本とか見ていると
肩甲骨は基本的には浮いていますよね。
その浮いている肩甲骨なんですが、
ここの関節があることで
肩甲骨が動くわけですよ。
なので役割としては、
肩甲骨の外転、内転、挙上、下制
まあ肩甲骨の動き全てですよね。
肩甲骨と聞くとなにをイメージしますか?
肩こりの人とかここパンパンですからね、、
とてもじゃないけど
動きませんよね、、
これは圧迫骨折の方にも同じことが言えて
円背の姿勢をとっていくじゃないですか、
そのために肩甲骨も外転傾向を呈ますよね。
なので、
おもいっきりここが影響を受けています。
今言った通り
姿勢の影響を受けて肩甲骨が外転位になっているために
常に同じストレスがここの関節にかかるわけです
関節は股関節もそうですが、
1点に圧が集中すると、
関節内圧が上がりそこの骨にストレスがかかり
痛みを伴います。
俗に関節機能障害の原因となるところです。
なにが言いたいかといいますと、
つまり
腰の痛みを改善するためには、
首以外にも肩甲骨を見ないといけないってことです。
そこから痛みの原因となることが多いからに
他なりません。
圧迫骨折だからと
痛い患部に目がいきがちですが、
以外と違う部位に原因が隠されています。
圧迫骨折において、
肩甲骨のストレスに対しての疼痛治療は重要だと思います。
なので、
こういった知識をもっと使って
臨床の幅を広めていってください。
ぼくはそんな視点をもって
患者さんの治療に臨んでます。
今日もここまで読んで頂きありがとうございます。
次週はまた脊柱圧迫骨折について。
お伝えしていきたいと思います。
本日もブログを読んでいただきありがとうございました。。。
日本疼痛リハビリテーション協会 東海支部 長村 充
PS
もしこれが、あなたが手に入れたかった情報だとしたら・・・
どうぞお読みください。
以下にいつも使っているメールアドレスを正しくゆっくりと入力してボタンをクリックしてください。