- 2015年8月5日
求む!圧迫骨折患者の驚くべき治療を知りたい方。
まずは復習です。
前回からお伝えした治療すべきポイントとして、
「僧帽筋」
「ハムストリグス」
「横隔膜」
「斜角筋」
「臀筋」
「後頭下筋群」
「肩甲挙筋」
を挙げさせて頂きました。
みなさん試して頂けましたでしょうか。
それで今日お伝えするコンテンツは、
「体幹の回旋の促通」です。
圧迫骨折の方で
体幹の回旋筋群の促通は、
起き上がりや、歩行など様々な動作において
必要になっていくところです。
で、今日お伝えするのも
それに付随したものです。
起き上がりの際に、
患部が痛い人
または、
回旋動作をいれて
起立筋を含む多裂筋へアクセスしたい方に
とって回旋の要素は
体幹のインナーをいれるためには
大事な筋だと思います。
さてそんな回旋動作の促通に役立つ筋
それはずばり、
「胸鎖乳骨筋」
です。
側頭骨から鎖骨についている筋ですが、
意外と、
ここで変化が起こります。
胸鎖乳突筋の役割から簡単に述べていくと、
まずは筋のつき方
・起始部 胸骨頭 鎖骨頭
・停止部 側頭骨の乳様突起
そっから役割としては、
両方いっぺんにはたらくと顎を上方に上げつつ後頭を前方に引く。
片方で働く時には頭を反対側に回旋し、
側屈の動作もする。
そのほかについては、
呼気筋として作用する。
とまあいろいろあります。
便利な筋です。
前回、
首と腰部の関連は深いって話しましたが、
もう一度言いますね、、、
腰部の痛みと、
頚部の痛みって関連深いんですよ。
それは、
まず首の構造との関わりが深いこと
機能面にしても
解剖学的にも似てません?
こういう類似するとこって、
筋肉のつき方も似てきます。
ただ首はすごくたくさんの筋がついていて
とても繊細です。
なので、
腰が痛いって人がいたら、
まずは首をみたりします。
で、
結果として、
頸部の回旋 = 腰部体幹の回旋
っていう式が成り立ちます。
なので、
コルセットをしていて、
起立筋へ直接触れない
でも筋のストレスへの過負荷がかかっている
筋節自体の短縮に伴って
うまく筋が働かないケースが多々あります。
そこを徒手をひたすらしても
なかなか改善しませんよね。
なので
こういったつながりを
知ることで、
体幹の動きを出したりします。
やから、
胸鎖乳突筋は、
ほかにも
肋間筋などのインナーユニットにも関わりがあるので、
体幹の固定性にも有効です。
圧迫骨折において、
体幹の固定はコルセットを巻くくらい
重要であります。
このインナーユニットの機能を高めることは
とても有意義だと思います。
なので、
こういったつながりを使った知識を
もっと使って
臨床の幅を広めていってください。
そして患者さんに痛みのない生活を提供して、
その後の生活につなげてみて下さい。
僕たちセラピストが、
患者さんが本来もっている機能を最大まで引き出して、
患者さんがほんまによろこんでもらえる
リハビリを提供していきましょう。
ぼくはそんな視点をもって
患者さんの治療に臨んでます。
今日もここまで読んで頂きありがとうございます。
次週はまた脊柱圧迫骨折について。
お伝えしていきたいと思います。
本日もブログを読んでいただきありがとうございました。。。
日本疼痛リハビリテーション協会 東海支部 長村 充
PS
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