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  • 2020年2月13日

仙腸関節痛について

 

 

受講生さんより
仙腸関節に関する質問が
ありました!

「仙腸関節痛の患者様に対して
リリーステクニックを応用したいのですが
何かいい方法はありませんか?」

仙腸関節の整形外科的検査は陽性
ケンプテスト・SLR陰性
仙腸関節部と梨状筋停止部に
圧痛がありました。

【仙腸関節痛の概要】
中腰での作業や不用意な動作,
繰り返しの負荷で関節に微小な不適合が生じ,
疼痛がでると言われています.

また,
出産時の靭帯の緩みが原因になることもあります.
仙腸関節性腰痛の最も多い疼痛部位は
PSIS から頭尾概則に帯状に広がる領域です.

多くの患者は PSIS とその近傍をさし,
関節裂隙を越えて頭側に疼痛が広がることは
あまりありません.

また,
関連痛として下肢痛を伴い,
臀部・鼠径部・大腿外側が好発部位となるので
腰椎椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症による
神経症状との鑑別が必要になります.

さらに,
仙腸関節痛は腰椎の病気に合併することも
あり得ますので注意が必要です.

仙腸関節由来の痛みの特徴としては,
① 仙腸関節部 PSIS の痛みの自覚
② 仙腸関節部の圧痛
③ 股関節周囲 や下肢の疼痛部に圧痛がない
④ デルマトームに一致しない下肢痛
⑤ 片側性が多い
⑥ 誘発テスト
(Freiberg Patrick時の骨盤固定操作による疼痛軽減や陰性化)
⑦ 硬いところに座った時の痛み
⑧ 患側を下にした側臥位での痛み
⑨ あぐら時の痛み
⑩ ソファーに深く腰掛けた時の痛み
⑪ 脚を組んだ時の痛み

などがあります.

仙腸関節由来の疼痛を呈する例では,
骨盤の前傾角が増強していることが多く,
その状態で荷重がかかると,
仙腸関節への剪断力増加が生じます.

また,
運動時に骨盤回旋ストレスが
後方靭帯に刺激を与え,
そこにある知覚神経終末が痛みを
感知しているのではないかと
考えられています.

【治療方法 】
仙腸関節障害はレントゲンや MRI などの
画像検査では異常がみつからないことも多く,
診断に難渋することがあります.

そして 安静,鎮痛剤,骨盤ベルト,コルセット,
仙腸関節ブロックが選択されることが多いです.

また,稀ですが仙腸関節の固定術を
行うこともあります.

リハビリでは周囲筋のストレッチや
筋力トレーニング,AKA博田法
が選択されることが多いようです.

【ご提示の症例に対する考察】
ケンプテストおよびSLRテストが陰性ですので、
椎間板の損傷やヘルニア・坐骨神経痛の
可能性は低くなりましたね。

筋力やROM は制限がないとの事ですが、
この方の骨盤や股関節のアライメントや
使い方はどうでしょうか?

前述した通り,骨盤のアライメント不良が
仙腸関節痛の原因になり得ますので,
骨盤の評価が必要と考えます.

また,
この方の生活歴はどうでしょうか?
仙腸関節に過度なストレスがかかる習慣はありませんか?

さらに,
どういう場面で疼痛が増悪または軽減するのでしょうか?
これらを評価し、深く掘り下げていけるとよいですね。

JPR では「疼痛部位に原因はない」とお伝えしています.
この方の場合も,仙腸関節だけでなく,
包括的な評価が必要です.

例えば,骨盤が偏位して下がっている方があれば,
それを引き起こしている筋が
疼痛を引き起こす原因ではないかと考え,
疼痛誘発動作をして確認をします.

それは疼痛部位の直近かもしれませんし,
ライン上の離れた所かもしれません.

その為には他の部位も評価することが必要になってきます.

また,
他に既往があればそれがヒントになるかもしれません.

ただ単に「硬いから」との理由で筋筋膜を緩めてしまうと,
何らかの理由で固定に使われていた筋が緩むことで
症状が悪化する可能性もありますから
注意が必要ですね.

以上をまとめてアクションプランを下記に示しますと…
① 全体的な姿勢の評価
② 特に骨盤や股関節のアライメントや使い方の評価
③ 疼痛の増悪または軽減因子の評価
④ 仙腸関節に負荷がかかるような生活習慣はないか確認する

これらを実践して頂き,原因となる部位や動作を抽出してもらえたらよいのではないで
しょうか.

 

 

 

医療研究チーム

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