- 2015年8月10日
あなたは肩の痛みでこの原因を見落としていませんか?
From 山野井 孝志
70代の女性の方で
ベットで横になっていて起き上がる時に
転倒し痛めたとのことです。
疼痛部位は
上腕の外側部全面に安静時痛があるのと
特に水平内転と水平外転時に
痛みがあるとのこと。
水平内転時は30度位から痛みがあり
水平外転時は5度もいかないうちに
痛みが出ます。
昨日お伝えしたポイントは
姿勢からくるものでした。
長時間その方が
とっている姿勢っていうのは
どこの痛みであれ
関係してくるって感じです。
そして本日お伝えしますのは
ほぼ核心なんですが
なかなか見落としがちなポイントです。
どこかといえば
「小胸筋」です。
水平運動に痛みがあって
ここを治療しない方は
あまりいないかと思いますが
今回のはただの小胸筋ではなく
「反対側の小胸筋」です。
大事なのはあくまで
対側です。
患側はなんとなく
わかっていただけると思います
しかし今回は対側の小胸筋に
疼痛誘発動作をかけた方が
痛み、可動域共に
よくなりました。
同側だと45度までなのが
対側だと80度くらいまで
行く感じです。
なぜ反対側なのか?ですが
筋膜はアナトミートレインのような
各筋でのつながりもありますが、
同じ筋同士でもつながります。
なのでここの筋肉が原因だなと思って
触診して
硬結があると思って
そこの筋を一生懸命マッサージしても
なかなか硬結が取れない場合っていうのは
筋膜上に原因があるかもしくは
反対側の同じ筋肉を触診してみてください
だいたいの原因はどちらかです。
そして見落としがちなのは
反対側です。
水平運動時に
痛みがあるとのことで
小胸筋が怪しいなと
思われた方が多いかと思いますが、
見落としがちなのは
この反対側です。
患側は治療しても
反対側まで治療することは
少ないと思います。
なので原因がある程度
評価で捕捉できたら
反対側も評価してみてください。
こんな感じで
今日のポイントは
反対側の同じ筋肉です。
これは見落としがちな方も
多いと思うので試してみる価値は
あると思います。
それでは今回はこの辺で失礼いたします
最後までおつきあいいただき
ありがとうございました。
JPR協会関東支部長の山野井
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