- 2015年9月28日
腰椎分離症で最後に残る伸展時痛はここ!
From 山野井 孝志
安静時のアライメントもそうですが
特に重要になってくるのが
動作時のアライメントかなと思います。
患者さんがどうやって動くのかな?
というのを注意深く見ていると
どこの原因があるのかな?っていうのが
見えていきます。
今回治療して行って
最後に残るのが伸展時の痛みでした。
可動域自体は改善しているのですが
変わった可動域の先で痛いとのことでした。
ようはさっきより動けるけど
まだ痛いってやつです。
その時の動作に注目してみると
伸展の角度はさっきよりいいのですが
伸展する際に両方の肩が
同時に動いていませんでした。
体幹を伸展する際
右の肩だけ遅れて後ろに倒れてくるんです。
なので痛みの出るところでは
左右に肩の位置が違います。
右のほうが伸展できていないため
体が斜めになっていました。
ということはこの斜めを
まっすぐに変えてしまえばいいわけでして
そこで評価するのが
「大腰筋」です。
ここに疼痛誘発動作をかけたところ
伸展時の肩のラグがなくなりました。
腰椎分離症の方は腰椎で支えるのが
困難な方が多いので肩甲骨や大腰筋などで
体重を支える方が多いです。
なので大腰筋などは原因となることが多いので
皆さんも一度評価してみてください。
それでは今日はこの辺で失礼いたします。
最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。
JPR協会関東支部長の山野井
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