- 2018年2月15日
筋トレを止めて膝痛を治そう!
From 藤井翔悟
京都市の自宅デスクより、、、
やたら寒い日が続いていますが
あなたはいかがお過ごしでしょうか?
今日も膝の痛みについて
考えていこうと思います。
なぜ膝の痛みの話をするのかというと
基本的に
膝は荷重関節です。
ですから
変形性膝関節症に代表されるように
加齢とともに骨棘ができたり
関節軟骨がすりへったりします。
でもこれは
整形外科領域
だけの話ではないのです。
クリニックに勤めておられる
PTや柔整師以外の方でも
ひんぱんに見る疾患です。
やっぱり老健とかデイリハでも
膝が痛いおはあちゃんとか
おじいいちゃん非常に多いです。
膝の痛みっていうのは
歩行時や階段昇降時など
日常生活の場面で遭遇します。
だから運動療法を
やっていきたいとか
在宅復帰に向けての
トレーニングをしたくても
膝の痛みがじゃまをして
思うようにすすまない、、、
こんなことを
僕はもともとPTだったので
よく経験しています。
あなたの臨床でも
同じようなことが
起こっていると思います。
どんな臨床で
どんな現場であっても
膝の痛みに必ず遭遇します。
ですからしっかり見れるように
なっていただきたいんです。
膝の痛みなんですけど
急性の炎症が強い状態である
腫脹だったり熱感がある時期は
これは徒手療法は禁忌です。
さらに運動療法や
理学療法も禁忌です。
ですからそういった時期は
アプローチしない。
こうゆう選択が大事です。
そうゆう時は
ステロイド剤とかを
医師の処方に基づいて
内服するのがいいと思います。
でそのあと
膝の痛みは基本的に
慢性に経過していきます。
なので
再発を防ぐだったり
増悪させないだったり
今ある痛みを
どうやって改善させるか。
つまりここからが
僕たち徒手療法をやる
治療家の腕のみせどころです。
こんなふうに僕自身思っていますが
ここでの大事な考え方は、筋トレです。
筋トレをどう捉えるか?
たしかに
筋力トレーニングによって
関節軟骨のすりへりとか
OAの増悪っていうものが
防げるかもしれないです。
けどですね、
筋トレが有効にならないような
ケースの方も多く経験しますね。
とくに筋トレをしても
即効性は感じないです。
だから
患者さんとのラポールの形成には
僕は向いてないと思います。
あとは慢性疾患に筋トレしても
改善率が高いイメージがないんですね。
急性期とか
ACLのオペ後とか
もちろん筋トレが必要です。
けど慢性の疾患に関しては
筋トレをしていくというよりも
逆で、、、
しっかりと結合組織を
みていくことですね。
結合組織の
癒着だったり短縮を
改善していく。
こういったところを
徒手でアプローチしていく。
そのほうが重要度が
高くはないですか?
↓
-藤井翔悟
著者
日本疼痛リハビリテーション協会 代表
腰をはじめとした身体の痛みに対して、これまでに類を見ない施術方 法を考案、それを学び実践している医療従事者は世界中で10万人を 超える。学会発表や研究にも意欲的に取り組み、その手技は改善率 の高さから業界に旋風を起こしている。芸能人やスポーツ選手からの 依頼が殺到し、その確かな結果が評判を呼んでいる。また自身が主 催するサミットには800人以上の医師や医療従事者が参加。アメリカ、 スイス、カナダからも受講生が来日するほどである。ボランティア活動にも意欲的に取り組んでおり、医療が浸透していない地域に出向き、 医師や医療機関と連携して高品質な施術を無償で提供している。海 外でも普及活動を行い、その活動が評価されオランダ政治家との対 談やアメリカの医師から推薦文をもらうほどである。日本で最も有名 な治療家であり実力者。
書籍:痛みが消える魔法の腰痛学 PHP研究所
禁じられた治療法 ギャラクシーブックス
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