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  • 2020年2月27日

とびひ(伝染性膿痂疹)の辛さ

 

いつもお世話になります。

医療研究チームです。

 

突然ですが、
あなたは”痛い”のと”痒い”のは
どちらがマシでしょうか?

 

私は、どちらも耐え難いですが
”痛い”方がまだマシだと思っています。

 

理由は単純で”痒い”は
大きなストレスだからです。

痒みは本当に厄介です。

 

一度体が引き裂けるまで
掻きむしりたい…

 

そんな気持ちまで思うほど
痒みが止まらない時があります。

 

今回は、そんな痒みの中で重篤な
”とびひ”について
お話しようと思います。

 

興味がある方はぜひ参考にして下さい!

 

そもそもかゆみとは?

かゆみの定義は、
”引っ掻きたくなるような不快な感覚”
と言われています。

 

誰しもが経験する虫刺されなどでも
痒くて痒くて仕方がない…
そんな症状に悩まされたことはないでしょうか?

 

痒みの生理的役割は明確ではないですが、

 

実は、
かゆみは身体を守るための
”防衛反応”の一つと言われています。

 

皮膚に異物や刺激が生じると
”痒み”を感じることによって身体に
警告音を鳴らしています。

 

その知らせに合わせ
掻いて異物を取り除こうとする
行動を起こすことから

 

かゆみは一種の生体防御反応であると考えられています。

 

ですが、繰り返しの掻く行動は
皮膚バリアの破綻、皮膚の炎症化
につながります。

 

これが繰り返され
更なる痒みを生み出す
”痒み”と”掻く”負のスパイラルとなります。

 

最近の研究では、吐き気や痒みなど
身体の異物を取り除こうとする反応が
類似しているため

 

痒い=吐き気

 

とまで言われています。

 

数年前まで痒みは
痛みの神経と類似しているため
痛みの程度が弱い場合に痒みが生じる

 

そんなことが考えられていました。

 

ですが、よく考えると
お腹が痛いなどの臓器が痛いケースでは
症状が軽くても痒いにはなりません。

 

近年の研究では、”痛み”と”痒み”は異なる
神経によって脳に伝えられることが証明されました。

 

痒みより酷い
”とびひ”について

とびひは、
一般的には”伝染性膿痂疹”と言われています。

 

この語源は、接触により感染し、火事の飛び火のように
あっという間に広がることから言われています。

 

これは、ほとんどが小児に生じる
”細菌感染症”の一種です。

 

主に”黄色ブドウ球菌”などが
病原体となっていると言われています。

 

乳幼児に好発する感染症で
集団生活の場で感染伝播し
特に夏季に多いと言われています。

 

ちなみに黄色ブドウ球菌は、
グラム陽性好気性細菌です。

 

最も病原性が強く、典型的には
皮膚感染症を引き起こすほか
肺炎や心内膜炎、骨髄炎を引き起こすこともあります。

 

黄色ブドウ球菌は、健常な成人の約30%の鼻孔前方部、
また約20%の皮膚に一時的に保菌されているといわれています。

 

つまり、身近な細菌ですが、免疫力が低下した場合や
保菌者でない場合にかかりやすく重篤化しやすいです。

 

とびひの症状

紅斑を伴う”水疱””膿疱”が現れ、
さらにそれが破れてびらんや暑い痂皮ができます。

 

痒みを伴うことがあり、
その擦過部が病巣となって広がりやすい。
なお、痂皮にも感染性があります。

 

とびひには、”水疱性膿痂疹””痂皮性膿痂疹”
2種類に分けられます。

 

前者は、水ぶくれが出来て、皮がむけびらんを作ることが多く
後者は、炎症が強く、かさぶたが厚くと言われています。

 

とびひができる原因

 

一つ目の”水疱性膿痂疹”ができる原因は、

 

黄色ブドウ球菌が原因で、この菌が産生する
表皮剥脱毒素が皮膚を侵すことによって
生じると言われています。。

 

乳幼児・小児がかかりやすく、
特に初夏から真夏に多く発症します。

 

虫刺されやあせも、
擦り傷を引っ掻くと
感染を起こすことが多いです。

 

二つ目の”痂皮性膿痂疹”ができる原因は、

 

原因菌にA群β溶血性連鎖球菌があります。

 

痂皮性膿痂疹は
アトピー性皮膚炎などに合併することが多く、
かなり急速に発症します。

 

顔面を中心に見られることが多く
季節にあまり関係ありません。

 

小児より成人に多く見られるのも
この疾患の特徴です。

 

一般的な治療法

一般的な治療は、
”抗菌薬””ステロイド薬”を処方することです。

 

抗菌内服薬や抗菌外服薬の種類、
ステロイド外用薬や消毒薬を使用するかどうかは、
医師によって大きな違いがあります。

 

正直言うとこれに対しては
必ず良くなる薬は残念ながらありません。

 

効果が良かったと言う論文やデータはありますが
とびひに対してこれが効くと言うものはありません。

 

そのため、一番は予防が大切であると
言われ続けています。

 

とびひを放っておくと、
掻きむしって症状が広がる可能性や
感染の危険性があるので、早期の治療が大切です。

 

伝染性が強く、プールや保育園で接触する
子供の間で伝染します。

 

とびひは非常にうつりやすく、
1〜5日間ほとんど全身に広がることもあります。

 

特に子供同士はうつりやすく、
皮膚が触れ合っただけでもうつります

 

とびひができたら入浴には気をつけて下さい。
かえって広がることがあります!

 

ですが、
正しくとびひに対して予防すれば、
多くは1週間前後で良くなると言われています。

 

今回、とびひ患者さんに対して
徒手的な治療を行いました。

 

結果、改善が見られましたが
正直言うと医学的には証明されていません。

 

ですが、可能性の一つとして
治療法をみてください。

 

=================

この写真は、とびひを罹患している12歳の女性です。

※ 写真の掲載は許可を頂いています。

来院当時は、とびひによる膿で
背中と上肢がただれ痛みと痒みで
毎日が辛く我慢の限界でした。

 

そんな方に対して
1回治療を行っただけで

 

とびひの膿はなくなり
プールなどの許可を医師から
もらえるまでに回復しました。

 

現在も半年が経ちますが
再発もせず、元気に過ごすことができています。

 

では、どんな治療をしたのか?

 

”胸骨膜”を主に治療しています。

胸骨膜は、両側の胸肋関節包の前面の放射状胸肋靭帯の繊維が
胸骨の前面で交差して作る厚い繊維膜です。

 

骨膜ともつながり、
大胸筋の起始腱繊維も合流しています。

 

なぜ胸骨膜なのか?

 

胸郭は内臓を囲うように
位置しています。

 

この胸骨膜が硬くなると
内臓が下方へ変位しやすく
臓器の機能低下が生じやすいと言われています。

 

そのため、胸郭の中心部である
胸骨膜の柔軟性を改善し
臓器の運動を促通するだけでも

 

身体に何らかの変化があるのではないかと
私たちは考えています。

 

これに対しては、書籍ありませんが
正常な運動を行いやすくすることは

 

身体が本来持っている
正常に近づく反応(ホメオスタシス)を
活性化する一つの方法でないかと
考えます。

 

治療法は難しくありません。

 

まず、①仰臥位の姿勢になります。

次に②胸骨の運動性を確認します。

③硬い場所に対して振動刺激を加える

たったこれだけの作業です。

ですが、これをするのとしないのでは
明らかに違うためぜひ参考にしてください。

==================

 

今回話した”とびひ”ですが
正直誰でも起こりうる病気です。

 

そのため、普段から予防や生活習慣などを整え
最善の状態で予防することをお勧めします。

 

今回の治療法である”胸骨膜”も
胸骨を抑え数秒程度離開するだけで
変化があると考えています。

 

ぜひ試してみてください。

 

ー医療研究チーム

 

参考文献

1)赤木正志:とびひの実態とその流行期にみられた中毒性表皮壊死融解症についての考察.皮膚・第16号・第1号.1986.
2)白馬美穂他:慢性的なかゆみの新しい神経系メカニズム.生化学.第88巻第5号.PP654−656.2016.
3)馬場直子:とびひを早く治すには?.第34回日本小児皮膚科学会.2011.
4)桜井進:”とびひ”の病原因子:黄色ブドウ球菌表皮剥離毒素と毒素の産生調節.日本細菌学雑誌.PP813−822.1996.
5)奈良信雄:ナースの内科学第9版.中外医学社.2014.

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