メールアドレス(必須)

以下の内容に同意の上ご登録ください。

当社では、お客様よりお預かりしました個人情報を、セミナーの開催、書籍、CD、DVD、教材等の販売業務において、下記の目的で利用いたします。

無料ビデオ申込みされた方の個人情報:サービス実施とメールマガジン配信のため

また、法令の規定等による場合を除き、お客様の同意を得ずに第三者に提供することはございません。前述の利用目的達成の範囲内において業務委託する際には、選定基準に基づき個人情報を安全に管理できる委託先を選定した上で当該委託先を適切に監督いたします。個人情報の提出については、お客様の自由なご判断にお任せいたしますが、必要事項の中でご提出いただけない個人情報がある場合、サービスの一部をお受けいただけない場合がございますのでご了承下さい。

メールマガジンの送付
当社では、お客様よりお預かりしましたメールアドレスを、当社よりお送りするメールマガジン(広告を含む)の送付のために使用します。 メールマガジンの送付を希望されない場合は、当社から送られるメールマガジンに記載されている解除手続きにより、解除をお願いいたします。あらかじめ同意の上、お申し込みください。

個人情報の利用目的の通知,開示,内容の訂正,追加又は削除,利用の停止,消去及び第三者への提供の停止については、下記までご連絡ください。

株式会社 藤井翔悟 事務所
個人情報保護管理者

株式会社 藤井翔悟 事務所
〒604-8172京都市中京区烏丸通り三条上る場ノ町596 ハイツエスメラルダ709
TEL:075-748-1410(土日祝を除く10~17時)

※ご登録すると藤井翔悟のメールマガジンが届きますがワンクリックでいつでも配信解除ができます。

  • 2020年3月12日

慢性腰痛”患者の治療法

 

 

いつもお世話になっています。

医療研究チームです。

 

今回は”慢性腰痛”の治療法についてです。

 

臨床の幅が少しでも増えれば
見方も変わってくると思うので
ぜひ最後まで読んで下さいね。

 

そもそも
慢性腰痛とは?

 

日本人の約80%が腰痛を経験し、
うち30%が再発を繰り返していると言われています¹⁾

 

腰痛の約50〜60%は2週間程度で、
80〜90%は3〜4ヶ月で改善する²⁾と言われています。

 

みなさんが感じている通り
何ヶ月も腰の痛みが続き
日常生活に支障をきたしている
疾患が”慢性腰痛”だと認識していると思います。

 

ですが”慢性腰痛”と言っても
実は、具体的な定義はないんです。

 

ここでは、日本整形外科学会理学診療委員会を
中心に行われた先行研究をもとに、
発症から3ヶ月以上経過して
明らかな神経学的脱落所見がない症例
慢性腰痛と定義します。

 

この慢性腰痛ですが
様々な論文が多々報告されていますが
”治療法が確立されていない”
疾患であることを覚えておいて下さい。

どうして”痛み”になるのか?

 

痛みの原因は、諸説ありますが、
”慢性腰痛”になる原因は不明です。

 

考えられているのは、持ち上げ、前屈み、
捩れ等の人間工学的要因と心的ストレスなどの
心理社会的要因が危険因子となり、
その結果、抑うつ、頭痛、めまいなどの筋活動の異常等が
出現し持続的に疼痛の引き金と推測されている⁷⁾。

 

現代医学の治療法としては、

 

腰痛に対する運動療法の中で、
”ストレッチング”が最も効果的とする考え²⁾があります。

 

ストレッチングによる疼痛軽減や柔軟性の改善
効果などがデータとして立証されているからです。

 

他にも、有効される運動療法の具体的な種類については、
12論文75%は筋力増強運動を主体とする考えであり
その92%は背筋運動を、67%は腹筋運動を採用しています⁴⁾。

 

つまり、”筋力強化をすれば腰痛は無くなる”
という考えが染み付いています。

 

このストレッチ+筋力強化が
現代の徒手治療で有効だという考えは
欧米や日本では寝ず良いです。

一向に減らない
”慢性腰痛”患者

 

日本整形外科学会の調査では
日本全国に腰痛を訴える人は
約3000万人だと言われています。

 

これは、日本人口で考えると
4人に1人が罹患している重大な国民病です。

 

どうしてここまで増えたのか?

 

生活習慣やストレス、文化の違い、睡眠など
現代日本人はあらゆる環境にさらけ出し
それが負担になっていると考えられています。

 

特に、デスクワークやスマホなど
前屈みでの姿勢が多くなり、
腰椎に負担が生じ痛みになっていると
考えられています。

 

セラピストなら
人事でない事態ですが

 

残念ながらいくらセラピストが増えても
慢性腰痛患者は減っていないのが現実です。

 

言い換えれば
”治療法がわかっていない”
これが大きな問題です。

 

今回は、一つの方法として
私たちが行なっている
筋・筋膜を使った治療をお伝えします。

 

一度使ってみて効果を実感してみてください。

 

========================

体格がしっかりしている40歳代男性です。。

 

しゃがみ込み動作ができず
(慢性的な腰痛)に来院しました。

 

病院に行っても痛み止めや湿布を
渡される程度で改善には至らず
当院に治療を求めてきました。

 

もともと筋力トレーニングが趣味であり
痛みに耐えながらも上半身のトレーニングは
欠かさず行なっていました。

 

あなたならどこをみますか?

 

私が最初に見るのは
骨盤の運動・可動域です。

 

それはなぜか??

 

股関節の外側にある
”大腿筋膜張筋”の短縮や筋攣縮は
腸脛靭帯の緊張を増加させ
骨盤を前傾位にさせる働きがあります。

 

また、”内側ハムストリングス”の短縮や筋攣縮は
骨盤を後傾位にさせる働きがあります。

 

例えば、長時間同じ姿勢や筋肉の使いすぎによって
筋自体の柔軟性が低下した場合どうでしょうか?

 

両者とも動かしにくいのは想像つきませんか?

 

つまり、二筋の同時収縮は
骨盤の自由度を低下させて
日常生活場面において腰部へのストレスを
強めると考えられます。

 

結果的に、代償的に股関節周囲の筋収縮を強め、
腰痛をさらに慢性化させているのでしょうか?

 

今回の症例においても
骨盤の自由度がなく
しゃがみこみ動作に繋がりませんでした。

 

そこで、何が原因かを確かめるべく
筋・筋膜を使った評価(疼痛誘発テスト
で治療仮説を立てました。

 

すると、広背筋が1番の原因だと
結論にたどり着きました。

 

※詳しく評価を知りたい方は
ベーシックコースで詳しく話します。

 

広背筋を治療することで
疼痛が消失し、しゃがみこみ動作ができる
ようになりました。

 

また自主訓練としては、過度な筋トレや
長時間の姿勢、広背筋ストレッチを伝えると
今まで困っていた慢性腰痛が嘘のように無くなり
大変喜ばれました。

 

=====================

 

では、どう治療したのか?
お伝えしたいと思います。

慢性腰痛=広背筋の治療テクニック

 

広背筋は、胸椎棘突起・腰仙椎棘突起部腸骨稜部
下位肋骨部肩甲骨下角部の4つの繊維群から構成されている。

 

今回、注目したのは、肩甲骨下角部です。

 

この周辺部位は、大円筋と交わり滑走が乏しくなると
癒着が生じやすいと言われています。

 

評価は、まず①後方から腋窩を掴み
②親指で肩甲骨下角を圧痛します。

 

③その状態からしゃがみ動作を行い
今回の症例では疼痛がなくなりました。

 

治療として、④腹臥位の状態で
⑤僧帽筋下部繊維を利用して
振動刺激を行い圧痛が無くなれば
治療を終了します。

圧痛が無くなる=筋攣縮が改善
と考えてください。

 

※僧帽筋下部繊維は表面につき
肩甲骨の下角を覆い広背筋と関係している。

 

今回の治療は
慢性腰痛の方には多く使用します。

 

特に広背筋は、骨盤から上肢にかけて
大きく付いている筋肉でもあるため
効果は大きいです。

 

私たちが行なっている
筋・筋膜系の治療も
とても有効だと思うので
ぜひ使ってみてください!

 

ー医療研究チーム

参考文献

1)Chou R:A joint clinical practice guideline from the American college of physicians and American pain society.Ann Intern Med.2007;147:478-491.
2)Hayden JA:Exercise therapy reduces pain and improves function in chronic but not acute lowback pain.Cochrance Databese Syst Rev.2005;CD000335.
3)伊藤俊一,他:慢性腰痛症者に対する筋収縮後ストレッチングの有効性について.日本腰痛会誌,15(1):45−51,2009.
4)宮本雅史,他:慢性腰痛に対する運動療法の効果,日本腰痛会誌,11(1):92-96,2005.
5)鍵谷方子,他:慢性腰痛の表面筋電図の特徴と心理社会的要因の関係,心身健康科学,11巻1号2〜8,2015.
6)松平浩:新しい腰痛対策,産業医学振興財団,東京,2012.

メルマガ登録

以下にいつも使っているメールアドレスを正しくゆっくりと入力してボタンをクリックしてください。

メールアドレス
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

ページ上部へ戻る