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  • 2020年9月21日

”胸郭出口症候群”の評価・治療法

 

From 医療研究チーム

 

 

いつも見てくれてありがとう!
医療研究チームです!

 

 

もし、あなたが

 

 

”胸郭出口症候群”の
治療に迷っているなら、、、

 

 

この動画を
ご覧ください。

 

 

きっと役に立ちます!

 

 

あなたは
こんな人を見たことがないですか??

・肩から腕にかけて痺れがある…
・肩を挙げるのが辛い…
・首回りが異常に痛い…
・首を逸らすと激痛が走る…

 

 

もしこんな症状があれば

 

 

”胸郭出口症候群”を
疑ってください❗️

 

 

疾患に捉われず
自分の体験も大切です。

 

 

しかし

 

 

患者さんを本気で治療する
あなただからこそ

 

 

診断を疑うようにして下さい!!

診断を疑う = リアルタイムで状態を見る

 

 

疾患に惑わされると
固定概念で治療ができません。

 

 

それを避けるためにも
この疾患を一つ覚えておきましょう❗️

 

 

そもそも
胸郭出口症候群とは何か??

 

 

よく言われている
胸郭出口症候群とは、

 

 

腕神経叢鎖骨下動脈が絞扼されて
痺れや痛みを伴う疾患を指します。

 

 

腕神経叢と鎖骨下動脈は、
1)前斜角筋中斜角筋の間
2)鎖骨と第一肋骨の間
3)小胸筋の下層(烏口突起停止部の後方)

 

 

などが絞扼されることで
症状が生じます。

 

 

またそれぞれ部位によって
名前も異なり

 

 

1)斜角筋症候群
2)肋鎖症候群
3)小胸筋症候群
などと言います。

 

 

これらを総称して
”胸郭出口症候群”と
位置付けられています。

 

 

そのため、胸郭出口症候群と言われても
どこの部位が圧迫されているか?

 

 

これは必ず知らないといけません❗️

 

 

なので
この動画では

 

 

部位別の評価と治療について
くわしく解説しています。

 

 

腕神経叢とは?
上肢やその付け根の肩甲帯の
運動や感覚を支配する神経の束です。

 

 

通常脊髄から出て来る
第5頸から第8頚神経と
第1胸椎神経から形成されます。

胸郭出口症候群って
どんな症状があるの??

上肢を挙上、下制した場合に神経や血管が圧迫されて

上肢痛上腕のしびれなどの頚肩腕痛を生じます。

 

 

 

 

主なチェック項目として

 

 

・腕のしびれ(尺側が多い)
・脱力感や倦怠感
・頚部、肩、肩甲間部・前胸部・後頭部の痛み

 

 

症状として
まずはここからチェックしましょう!

 

 

実は、圧迫される神経や動脈(+静脈)によって
少し呼び方が変わります。

 

 

神経が圧迫される場合 = 神経性胸郭出口症候群
動脈を圧迫される場合 = 動脈性胸郭出口症候群
静脈を圧迫される場合 = 静脈性胸郭出口症候群

 

 

に分かれます。

 

 

一般的な頻度としては、神経性が90%以上
静脈性は5%、動脈性は5%以下だと言われています。

 

 

動脈に着目しがちな病気ですが
神経系が圧迫されていることに注目が必要です

 

 

この病気は、20〜40歳代
比較的若い層になると言われています。

 

 

特に覚えて欲しいことは
3:1で女性に多いと言うことです❗️

 

 

意外と
日本人女性に多い疾患。

世界的に見ても姿勢が悪く、
腰痛も多いと言われる日本人。

 

 

最近では、スマホやパソコンなどの
普及でますます前かがみの姿勢が強く
姿勢について問題視されています。

 

 

ところで、欧米と日本の姿勢は
何が違うかご存知でしょうか?

 

 

基本的に日本人は、農作などを中心に行い
前かがみで作業をする文化が根強く
姿勢としても前側の筋力が発達していました。

 

 

ところが、欧米では狩りなどを行い
胸を張る動きや投げる、突くなど
身体の後ろ側の筋肉を使うことが多かったです。

 

 

そのため猫背姿勢を
とりやすくなります。

 

 

また、男性に比べ女性は撫で肩の女性が多く
頭頸部の筋肉が短縮しやすい傾向にあり

 

 

胸郭出口症候群になりやすいと
言われています。

 

 

どうして
この病気になるの??

 

 

胸郭出口症候群の原因は
多くの場合、原因不明だと言われています。

 

 

 

 

突発的な現象かストレス
あるいは長期的な不良姿勢
などが考えられますが

 

 

憶測であるため
断定が出来ない疾患です。

 

 

一つの見解としては、

 

 

絞扼の原因にC7から出ている
頚肋あるいはC7椎の横突起が
挙げられます。

 

 

つまり、
骨のアライメント不良
一つ挙げられます。

 

 

また、小胸筋や斜角筋など
異常な筋短縮や攣縮などで生じる

 

 

筋・筋膜系の異常
原因としてあげられます。

 

 

現代医学の治療では、

 

 

抗炎症薬の投与に加え、
症状を悪化させる日常生活動作を
避けるように指導する程度です。

 

 

重症例には、
経腋窩進入による第1肋骨切除術を行い、
Adosonテスト陽性例には
斜角筋切除などを行うそうです。

 

 

重症例に関しては、
手術をするに当たるまでの

 

 

明らかな神経の圧迫や
癒着などが生じているため

 

 

手術は必要かと私も思います。

 

 

ですが、それ以外は
日常生活をいかに気をつけたところで
治るはずはありません❗️

 

 

なのでここで
僕たちセラピストの登場です。

 

 

実は、骨のアライメント筋・筋膜性
この双方に関しては僕らで治療ができます❗️

 

 

ですが、ここで注意をしてほしいことは
神経と動脈が絡んでいることです。

 

 

例えば、鎖骨下動脈は
脳に行く動脈の一つです。

 

 

例えば、圧迫しすぎたことで
損傷してしまうとどうでしょう?

 

 

もちろん患者さんの不利益に
つながることは明確です。

 

 

そのため、いかに安全に治療でき
なおかつ結果が出せる。

 

 

そんな手法が必要だと
私たちは思っています。

 

 

ですからここからは実際に僕たちが治療をして
変化が出た症例について話をしていきます。
=====================

 

 

 

 

上記は胸郭出口症候群の一つである
斜角筋症候群を呈した26歳の女性です。

 

 

一般的な情報として

 

 

1)職業:美容師
2)主訴:右頸部側屈時と肘にかけて鞄を持つ際に
右上腕内側から手指掌側の痺れ。
安静時に小胸筋、小円筋の痛み(NRS4)

 

 

3)評価:初回右頸部側屈20°
斜角筋および小胸筋に放散痛
     Edenテスト(+)

 

 

気になる治療法とは?

実際の治療は

 

 

①筋・筋膜を緩めて
骨格のアライメントを調整
この流れで行いました。

 

 

今回、症例に対して
どんな治療をしたか?

 

 

胸郭の運動性”を改善することを
目的に治療を行なっています。

 

 

簡単に言うと、圧迫されている部位を
解放するように治療すると言うことです。

 

 

まず、前・中斜角筋を緩めて、
次に小胸筋を治療しました。

 

 

この二つの筋肉は、短時間でも効果があるので
ぜひ治療をしてみて下さい。

 

 

今回は、
小胸筋の治療テクニック
お伝えします。

 

 

まず、① 姿勢は仰臥位です。
次に、② 小胸筋の起始部(烏口突起後方)を触診し
もう一方の手で③ 腕橈骨筋を緩めます。

 

 

小胸筋に圧痛がある方ほど
腕橈骨筋の滑走不全が生じやすいため
痛みが軽減するまで腕橈骨筋をリリースします。

 

 

緩みが出れば、④ 小胸筋に対してストレッチをかければ
疼痛は軽快されやすく肩の挙上角度も上がります。

 

 

必ずストレッチをした後は、
自分で動かすことも行えば効果は得られやすいです。

 

 

 

 

筋・筋膜を緩めるだけでも
頭頸部の側屈が改善し
疼痛もNRS4→NRS0まで変化が出ます。

 

 

ぜひ、試してみて下さい。

 

 

=======================

 

胸郭出口症候群は
どんな評価をするのか??

一つ目は、
Adson(アドソン)テストです

 

 

① 橈骨動脈(手首)の脈を触診
腕のしびれや痛みのある側に顔を向ける(回旋)
③ そのまま頸を反らせる(側屈)
深呼吸を行う
⑤ 鎖骨下動脈が伸長・圧迫

 

 

結果、脈拍が弱くなるか確認する。

 

 

このテストは、胸郭出口症候群でも
陽性例は少ないです。

 

 

なぜか?

 

 

先ほど、伝えたほとんどの症例が
神経性の胸郭出口症候群だからです。

 

 

しかし、先行研究では、
陽性率は決して高くはないですが
正常群ではほぼ陽性とならないので

 

 

もしアドソンテストが陽性であれば
胸郭出口症候群の確率は高いです。

 

 

二つ目は、
Wright(ライト)テストです。

 

 

① 姿勢は端座位です。
② 両肩関節外転・外旋90°にし
③ そのままの状態で肘関節を90°屈曲します

 

 

手首のところの橈骨動脈の脈が弱くなるか
手の血行が白くなるかを確認します。

 

 

上杉は、肩関節外転90°で鎖骨はおよそ30°挙上し
それに伴い肩甲骨が上方回旋すると述べています⁷⁾。

 

 

また、宮本らは、鎖骨は上肢最大挙上時までに
50°回旋し、25°外転すると述べています⁸⁾。

 

 

その先行研究結果から見ても
鎖骨の動きは必要だと分かります!

 

 

このWrightテストでは、
鎖骨の動きが不十分となり

 

 

肋鎖間隙での圧迫を考える検査でもあるため
ぜひ、鎖骨の動きにも注目してください。

 

 

でも、残念なことに

 

 

古賀は、Wright testは、
正常でも約半数近い陽性率が
見られる研究結果を出しています⁾

 

 

そのため、脈拍よりも腕の蒼白や
痺れなどの所見を見た方がいいかもしれませんね。

 

 

三つ目は、
ルーステスト(3分間挙上負荷テスト)を紹介します。

 

 

Wrightテストの姿勢をとる
② その状態で3分間手指を動かす

 

 

手指のしびれ、前腕のだるさのため
持続ができず、途中で腕を降ろしてしまう
これを陽性とします。

 

 

この評価もWrightテストと同様で
肋鎖間隙が圧迫されることにより
生じていると言われています。

 

 

上肢が蒼白となったり、
チアノーゼ様のようになりやすいです。

 

 

先行研究では、実施した群では、
手指の脱力や痺れが生じ、
評価を終えた後でも痺れがしばらく続きました。

 

 

しかし、健常人では痺れは見られたものの
評価後はすぐに消失したと言うデータがあります。

 

 

診断としては、
信憑性が高いテストではないかと思います

 

 

個人的な見解としては、
腕神経叢などの神経の持続的な牽引が
原因かと思います。

 

 

4つ目は、
Eden(エデン)テストです。

 

 

① 端座位で胸を張らせます。(骨盤は前傾、胸椎は伸展位)
② 両肩を後下方に引かせる(肩関節伸展・内転・内旋)
橈骨動脈の脈が弱くなるか確認します。

 

 

このテストは、左右差が生じやすいため
拍動などを確認してもいいと思います。

 

 

このテストは、小胸筋が伸長されやすく
圧迫を受けやすいため小胸筋症候群の方にも有効です。

 

 

また、この運動は小胸筋ストレッチにも
効果的であるため、患者さんの自主訓練
にも提案してもいいと思います!

 

 

五つ目は、
Morley(モーレイ)テストです。

 

 

鎖骨上窩(鎖骨上を辿ると拍動を感じ場所)で
腕神経叢を指で圧迫すると
圧痛、前胸部への放散痛が生じれば陽性です。

 

 

※神経や動脈に圧痛をかけるため
少ない力で圧迫するようにしましょう❗️

 

 

レントゲンでは
第6・7頚椎から外側に伸びる
頸肋がないかどうかを確認し、

 

 

鎖骨や第1肋骨の変形によりこの間隙が狭くなって
いないかを確認します。

 

 

6つ目は、
動脈・静脈の違いを見ます。

皆さんは動脈と静脈で血の色が
変わるのをご存知でしょうか?

 

 

動脈血=鮮紅色
静脈血=暗褐色

 

 

この違いは、ヘモグロビンが酸素を
運んでいるかどうかで決まります。

 

 

動脈は酸素量が多く
静脈は二酸化炭素量が多いと言われています。

 

 

今回、鎖骨下動脈・静脈を圧迫すると
もちろんが症状が異なるということです。

 

 

鎖骨下動脈が圧迫されると、
上肢に阻血が起こり、
腕は蒼白となり、痛みが生じます。

 

 

鎖骨下静脈が圧迫されると
手・腕は静脈血のもどりが悪くなり
チアノーゼ様になり、重苦感が生じます。

 

 

この変化は普段の臨床でも使えるので
ぜひ覚えておいて下さい❗️

 

 

ちなみに胸郭出口症候群を
英語で記載すると…

 

 

Thoracic = 胸部
Outlet = 出口
Syndrome = 症候群

 

 

頭文字をとって
TOSと呼ばれています。
論文などを読むときに
少し覚えておいても良いかと思います。

 

 

この記事が
あなたのお役に立てれば幸いです!

 

 

目の前の患者さんを救えるような
治療家を一緒に目指しましょう❗️

 

 

 

 

ー医療研究チーム

 

 

 

 

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参考・引用文献

1)松野丈夫他:標準整形外科学 第12版,医学書店,P870〜871,2014.
2)古賀哲二他:胸郭出口症候群における諸検査の陽性率の統計的考察,整形外科と災害外科,第30巻 第3号,1982.
3)関口兼司他:異所性右鎖骨下動脈をともなった真の神経原性胸郭出口症候群の1例.臨床神経学.55巻3号,2015.
4)Hurlbert SN:Subclavian-axillary vein thormbosis.Vasvylar Surgery.5thed.Rutherford RB ed.WB Saunders Co.Philadelphia.Pp1087-1093,2000.
5)松原純一他:胸郭出口症候群による上肢血行障害.日本心臓血管外科学会雑誌.13巻4号.1984.
6)柿崎藤泰:胸郭運動システムの再建法.株式会社ヒューマン・プレス,2018.
7)上杉光臣他:鎖骨挙上不足と肩甲骨上方回旋不足により肩関節外転90°時に棘上筋腱と肩峰下滑液包が烏口肩峰アーチに挟み込まれ疼痛が出現した症例.第27回東海北陸理学療法学術大会誌,2010.
8)宮本俊之他:上肢挙上時における鎖骨の動き.整形外科と災害外科.46:(3)890〜893,1997.

 

 

 

 

 

 

 

 

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