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  • 2020年7月30日

オスグッド・シュラッター病に対する徒手療法

 

 

始めに話しておきます。

 

オスグッド・シュラッター病とは
いわゆる”成長期の膝痛”です。

 

これをみている方も
もしかしたら学生時代に罹患していた
かもしれません。

 

特にスポーツをする人
多く生じる疾患ですので
覚えておいて損はないです。

 

では、始めていきます!

 

そもそも
聞いたことがない・・・

 

オスグッド・シュラッター病
って何ですか?

 

オスグッド・シュラッター病
(以下;オスグッド病)とは、

大腿四頭筋の過緊張による膝蓋靭帯への
牽引力が発症要因とされています¹⁾。

 

簡単に言うと、完全に骨に移行していない
膝前面の骨(脛骨粗面)が大腿四頭筋に引っ張られ
剥離してしまい、痛みや腫れが生じる疾患です。

 

症状としては、
脛骨粗面が浮き出る、その場所が痛む、
運動をするたびに疼痛が強くなるなどです。

 

小学校高学年から中学生年代の
11〜14歳で発症数のピークを迎え
その後、骨が形成されると疼痛が消失しやすいです。

 

では、オスグッド病の原因は
一体なんでしょうか?

 

詳しく説明していきます。

 

オスグッド・シュラッター病の
原因

 

原因を知る前に
まずは、痛みが生じる部位である
”脛骨粗面の発達過程”についてお話しします。

 

脛骨粗面は、幼少期から完全な骨になっているわけでなく、
いわゆる厚い軟骨で、少しずつ骨へと移行します。

 

その移行時期は、4つの段階に分かれます。

 

1段階 = Cartilaginous期(軟骨性)
2段階 = Apophyseal期(骨突起)
3段階 = Epiphyseal期(骨端軟骨)
4段階 = Bony期(骨質)

 

1段階では、脛骨粗面が厚い軟骨のみの状態。
小学校低学年ごろまでです。

 

2段階では、脛骨粗面の軟骨内に
骨化核(二次性骨化中心)が出現する状態。
小学校4年性頃から出現します。

 

3段階では、脛骨粗面の二次性骨化中心と
脛骨近位端が癒合する状態。

 

4段階では、骨端線が閉鎖する時期。

 

この2段階から3段階の脛骨粗面が
成熟骨になるまでの期間が、
力学的ストレスに対して弱いです。

 

そのため、原因としては、
脛骨粗面に付着している大腿四頭筋の
過剰収縮が原因だと考えられます。

 

特に、跳躍や屈伸など大腿四頭筋を
中心に使うスポーツなどは注意が必要です。

 

よく、この疾患で見られるのは、サッカーや
バスケ、バレー、高飛び、テニスなど様々な
スポーツ競技です。

 

では、オスグッド病に対する
治療は一般的にどんな治療方法が
推奨されているのでしょうか?

 

次でお話ししていきます。

 

オスグッド・シュラッター病に対する
治療とは?

 

基本的には、保存的治療であり、
安静にすることを医師から勧められます。

 

この疾患は、運動時痛が中心であるため、
安静にしていれば痛みは誘発しません

 

また、脛骨粗面の剥離が進むと、
骨片を摘出する手術が用いられます。

 

予防には、大腿四頭筋のストレッチが
推奨されており、ほとんどの医師から
同じことを話されます。

 

でも、実際は・・・

 

運動前のストレッチは
逆効果?

 

最近の研究では、運動前に行うストレッチは
筋出力が低下し、逆に運動に影響する報告が
あります。

 

一般的に、ストレッチングにより引き起こされる
筋出力の低下には、2つの原因があると考えられています。

 

1つ目は、筋の物理的・化学的特性によるものであり、
筋の粘弾性の変化によるものです。

 

2つ目は、神経学的な、運動単位の活動性・インパルスの
発射数・頻度を減少させること、それに加えて
伸張反射の感受性を低下させることです²⁾。

 

この2つの原因のうち、
筋の粘弾性によるものがおよそ40%、
神経性の要因は筋出力低下の原因
全体の60%を占めるとされています。

 

では、オスグッド病で推奨される
大腿四頭筋をストレッチした
場合ではどうでしょうか?

 

同じように大腿四頭筋をストレッチ(伸張)することで、
筋の柔軟性は改善されますが
ジャンプや屈伸などをする場合であると、
伸張反射が低下し、筋収縮がわずかに
遅れて出現します

 

そのため、膝へのストレスが溜まり
逆に痛みを引き起こすケースがあります。

 

では、ストレッチングは
しない方がいいのでしょうか?

 

いいえ。そうではありません。

 

よく、医師からは念入りに大腿四頭筋を伸ばすように
伝えられることが多いですが、単に伸ばすのは
逆効果だということです。

 

ある研究では、単一の筋群に対する
ストレッチングの伸張時間として
推奨されている30秒程度のストレッチングであれば、
パフォーマンスを低下させる可能性は低いと言われています³⁾。

 

そのため、適度なストレッチを行い、
筋の柔軟性を獲得する程度で大丈夫です。

 

ここで、セラピストに朗報です。

 

オスグッド病は、大腿四頭筋のストレッチングが
効果的と言いましたが、やり方次第では運動効率が下がり、
返って悪化することがわかりました。

 

しかし、ある手法を行った場合では
疼痛を軽減させる他にも筋出力を改善することができます。

 

その手法として用いられているのは、
“筋・筋膜”を使った治療法です。

 

一体どういうことでしょうか?

 

次の話で詳しく説明していきます。

 

ほとんどの方が行っていない
筋・筋膜治療アプローチ

 

まず、オスグッド病には、
筋・筋膜治療は効果的です。

 

なぜかというと、筋・筋膜は一つの繊維でできている
のではなく、無数の繊維が積み重なって形成されています。

 

そのため、部分的に筋血流量が低下し、筋短縮や
筋攣縮が生じると、筋出力や感受性が低下します。

 

そのため、より単独の筋に負担が生じます。

 

オスグッド病では、大腿四頭筋に過度なストレスを生じた
結果、生じると言われていますが、それ以前に
筋・筋膜の問題が隠されているケースが多いです。

 

今回の症例では、
実際にオスグッド病に罹患している
男性を治療しています。

 

治療方法もお伝えしているので
ぜひ、参考にしてみてください。

 

=================

 

14歳男性中学生。

 

小学6年生から中学2年生までの期間で
急激に身長が伸び、現在176㎝(当時155㎝)ほどあります。

 

膝の痛みが出始めたのは、
2ヶ月前だそうです。

 

陸上部に所属していた彼は、
ハードル選手として日々の練習に
取り組んでいました。

 

ある日、ハードルを飛び越え、着地した
瞬間に膝に激痛が生じました。

 

その時の痛みで
すぐさま病院へ受診し、
レントゲンを撮ることになりました。

 

医師からは、オスグッド病と言われ、
「安静にすること」と「とにかくストレッチを
繰り返し行う」ことを言われました。

 

痛みが落ち着くまでは、
筋力トレーニングとストレッチングを中心に
行った彼ですが、あまり痛みに変化はなく
部活へ復帰しました。

 

痛みは継続してみられましたが、
病院に行っても同じことの繰り返しであり
どうすればいいのか分からない状態でした。

 

1ヶ月ほど過ぎた日に
母からオスグッド病に対して治療ができる
理学療法士の先生がいることを知り、
病院ではなく、整体院へ行きました。

 

整体の先生からは、「オスグッド病だけど
膝の周りが痛みの原因だね」と言われました。

 

すると、膝の周りを少し治療するだけで
膝を曲げたり、動かしても痛みが
ほぼなくなりました。

 

先生からは、自主訓練と簡単なマッサージ、
正しいストレッチング方法を教えてもらい、
継続して行うことを心掛けています。

 

今では、部活も復帰し、
念入りにケアを行うことをしています。

 

====================

 

先にお話ししておきますが、
オスグッド病は、早期に対しての治療を行えば
行うほど疼痛軽減へ繋がります。

 

また、正しい治療法、自主訓練、ストレッチング、
疼痛管理など的確に指導することが
私たちセラピストに求められています。

 

では、今回のケースでは、
一体どんな治療を行ったのでしょうか?

 

詳しくお話しします。

 

オスグッド病は、
大腿四頭筋を治療することも大切だが・・・

 

前脛骨筋への
アプローチも大切

 

今回お伝えする治療ターゲットとしては、
”前脛骨筋”を行います。

 

前脛骨筋は、

 

起始:脛骨外側上部2/3
停止:内側楔状骨の内側面、第1中足骨底
神経支配:深腓骨神経

 

足関節の背屈、内反に作用します。

 

特に、大腿四頭筋と前脛骨筋は関係性が深いです。

 

例えば大腿四頭筋は、レッグプレス時に前脛骨筋の
活動を高めさせ、足関節背屈位で行うと大腿四頭筋の
筋活動は増加します⁶⁾。

 

つまり、前脛骨筋の機能が改善すれば、
大腿四頭筋の運動性が改善しやすく
疼痛を回避する状態に整いやすいです。

 

臨床上では、ほとんどの方が
前脛骨筋が筋短縮・攣縮を引き起こし
圧痛に繋がっているケースが多いです。

 

ぜひ、行ってみてください。

 

また、”脂肪体”の治療もオススメです。

 

オスグッド・シュナイダー病には
膝蓋下脂肪体の治療は必須

 

脂肪体の役割には、栄養貯蔵、血管・神経など
周辺組織の保護が中心です。

 

また、組織間における伸張、弛緩、緩衝、滑動に加えて
自ら機能的に変形することができる特徴を持っています。

 

さらに、脂肪体には侵害受容器が存在し、
疼痛との関連性が強く、侵害受容器が刺激されることで
周囲筋の攣縮を生じさせることが報告されています⁷⁾。

 

今回のオスグッド・シュラッター病では、
”膝蓋下脂肪体”が特に有効です。

 

膝蓋下脂肪体とは、膝関節包の内側で
滑膜の外にある脂肪体であり、
膝蓋靭帯の深部の隙間を埋めています。

 

機能としては、膝関節伸展運動に伴う
膝蓋靭帯の前方移動や収縮に伴う張力を伝達し、
半月板の運動にも関与します。

 

言い換えれば、膝蓋下脂肪体の運動が
悪化することで、膝蓋腱の摩擦ストレスが
生じやすく、膝への負担が大きくなることです。

 

この場所は、臨床上で特に治療として
効果的であるため、ぜひ試してみてください。

 

まとめ

 

では、今回の記事を振り返りましょう。

 

・オスグッド病とは、”成長期の膝痛”であり、
大腿四頭筋の収縮力により脛骨粗面の
部分剥離が生じている状態です。

 

・”脛骨粗面の発達過程”は4段階に分かれ、
軟骨が骨へ移行する時期に罹患しやすいです。

 

・治療は、保存療法が中心であるが
筋・筋膜治療も効果的です。

 

・ストレッチングなどの自主訓練は
正しい方法でないと意味がありません。

 

・治療としては、
前脛骨筋や膝蓋下脂肪体がオススメです。

 

今回もあなたの臨床で
役に立つことができれば幸いです。

 

一人でも多くの患者さんを救っていきましょう!

 

ー医療研究チーム

 

参考文献

1)水島健太郎,他:膝蓋下脂肪体がオスグッド・シュラッター病における膝関節機能に与える影響,理学療法学,2011.
2)Marek SM , et al : Acute effects of static and proprioceptive neuromuscular facilitation stretching on muscle stretching and power output . J Athl Train , 2005 , 40(2): 90-103.
3)Fowles JR : Reduced strength after passive stretch of the human plantarflexers. J App Physiol , 1999,86(4):1283-1291.
4)野田美保子,他:持続的な筋伸長が伸張反射に及ぼす影響についての筋電図学的研究-健常者を対象として- , 青森県作業療法研究, 1994,3(1) :47-51.
5)中村隆一,他:基礎運動学 第6版.医歯薬出版,東京,2003,pp74-81
6)河村顕治:足関節底背屈運動が下肢閉運動連鎖筋出力に及ぼす影響,日本臨床バイオメカニクス学会誌,Vol.26,2005.
7)豊田和典,他:関節周囲の脂肪体と臨床-膝関節上脂肪体と大腿骨前脂肪体を中心に-,整形リハ会誌,vol.16:19-23,2014.

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