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  • 2020年4月30日

鼠径部痛に対する徒手治療

 

いつもお世話になっています。
医療研究チームです。

 

今回は”鼠径部痛”に対しての
徒手治療をお伝えします。

 

皆さんはこんな患者さんを見たことはないですか?

 

・座っている時でも鼠径部が痛い…
・歩いたり、深くお辞儀をすると鼠径部が痛くなる…
・大腿前面付近に痺れや違和感がある…

 

そんな患者さんを治療するあなたに必見です。

ぜひ、最後まで呼んで下さい。

 

まず、鼠径部痛とは??

 

よく言われている”鼠径部痛”とは
”鼠径部痛症候群(グロインペイン症候群)”
を思い浮かべる方が多いと思います。

 

この疾患は、スポーツによる使い過ぎなどによって
筋力低下や拘縮が生じ、それが鼠径部周辺の痛みと
なると言われています。

 

サッカーのようなキック動作やランニングなどの
繰り返しの運動によって、鼠径部にメカニカルストレスが
加わって炎症が生じることで痛みとなります。

 

症状としては、圧痛、運動時痛、鼠径部に放散する
”疼痛”が特徴的です。

 

慢性化すると常に鼠径部付近に疼痛が生じる
難治性の疾患だと言われています。

 

これは、サッカー選手が好発で大半を占め、
陸上競技、ラグビーなど20歳前後の男子選手に多く
発生すると言われています。

 

今回はそんな鼠径部痛について
詳しくお話しします。

 

そもそもなぜ
鼠径部に痛みが生じるのか?

 

まず、第一条件として、鼠径部の痛みは
腰部の神経 と ②股関節周囲筋群が原因と
考えられています。

 

最初に①の腰部の神経から説明します。

 

腰椎疾患の場合、第1•2腰神経領域が
鼠径部に相当します¹⁾。

 

そのため、第1•2腰神経根が障害される
全ての腰椎疾患が対象となります。

 

また、L3〜S1椎間関節障害でも
鼠径部に疼痛が出現すると言われています²⁾。

 

つまり、腰部の神経から鼠径部が生じる
可能性があると知っておいて下さい。

 

では、②股関節周囲筋群を考えると、恥骨筋や腸腰筋、
外閉鎖筋、長内転筋などが筋スパズムに伴う
筋内圧の上昇により圧痛が生じると言われています。

 

これは、姿勢が日常生活動作などが原因です。

 

例えば、骨盤が後傾位の状態では
股関節は伸展方向へ制御を加えることにより
鼠径部周辺の筋肉が持続的に収縮します。

 

そのことにより、筋の圧迫が加えられ
痛みが生じると考えられています。

 

なぜ、筋内圧が上がると
痛みが生じるのか?

 

これは、よく言われている
”筋区画管症候群(コンパートメント症候群)”に似ています。

 

筋肉の中(筋区画)には、
それぞれ動脈や静脈、神経が流れています。

 

この筋区画が圧迫(内圧が症状)されることで、
動脈などが循環障害となり、
痛みや痺れなどの症状を引き起こしてしまいます。

 

この疾患を踏まえて
鼠径部痛で知っておくべきポイントがあります。

 

それは、解剖学で必要な”スカルパ三角”を知ることです。

 

スカルパ三角は、上方に鼠径靭帯、外側に縫工筋、
内側を長内転筋により囲まれた三角形を指します。

 

その間に、”鼠径管”と呼ばれる管があり
内側から順に、大腿静脈、大腿動脈、大腿神経
通過します。

 

その大腿神経の外側かつ深層に腸腰筋が走行しており
ここに筋硬結が生じると筋内圧が亢進し、
痛みがつながると言われています。

 

現代医学の限界

 

基本的に、現代の医学で対応される鼠径部痛は
”保存療法”が中心と言われています。

 

単純に安静することが
炎症を抑える一番の近道だと考えられています。

 

ですが、よくよく考えると
やはり筋肉を緩める必要があります。

 

例えば、腸腰筋などの股関節周囲筋を
リラクゼーションや反復性収縮を加えると
鼠径部痛が軽減したと報告があります。

 

また、運動を行わないことより筋力低下や
関節が硬くなるなど二次的なリスクも
考えられます。

 

ここでは、実際に鼠径部痛を悩んだ女性に対して
徒手治療を行い、治療効果があったので報告します。

 

===================

 

20歳代前半の女性です。

 

スポーツジムやバレーボールなど
繰り返しの運動により
大腿の前面部に疼痛が出現していました。

 

病院へ受診しても
レントゲン、MRI検査では器質的な変化を認めず
左股関節周囲炎・鼠径部痛と診断を受けました。

 

しばらくは安静を強いられて、
好きなスポーツは控えていました。

 

しかし、5週間経っても疼痛は軽減しない状況が続き
近くの治療院へ受診をすることにしました。

 

自覚症状として、
体幹を伸展する際に
鼠径部に強く痛みがありました。

 

また、立位や歩行などにも疼痛が出現しました。

 

検査・評価をすると
腸腰筋と大腿神経に圧痛を認め、
股関節深屈曲を強制することで
疼痛が強く出現しました。

 

大腿神経の支配領域部に感覚鈍麻を認め
Tinel徴候は陽性です。

 

この方に対して、
行った治療はわずか1回と
週1回の受診です。

 

治療後は、鼠径部に疼痛なく
歩いて帰宅することができました。

 

その後も自主訓練を継続的に行なって頂き
月1回の治療で疼痛が落ち着いています。

 

====================

 

では、どんな治療を行なったのか?

 

私が考えているに
鼠径部痛に対しては、
腸腰筋が効果的だと思います。

 

なぜ、腸腰筋が大切か?

 

先ほども話したように
鼠径管のすぐ近くに腸腰筋が走行しています。

 

鼠径部痛で苦しんでいる方は、ほとんどが腸腰筋の筋力低下と
筋硬結を呈しています。

 

そのため、腸腰筋に対して筋・筋膜リリーステクニックを行うことで
滑走性が改善され、筋内圧の軽減につながると考えています。

 

では、気になる治療テクニックをお伝えします。

 

まず、①仰臥位姿勢で治療を行います。

 

ここで、ポイントなのは
股関節・膝関節と曲げた位置で実施しましょう。

 

理由は、股関節を曲げた状態でいると
腸腰筋は常に弛緩した状態となり痛みに繋がりにくく
適切な治療ができないからです。

 

次に、②片方の手で鼠径部に手を添え、

※鼠径靭帯(上善腸骨棘から恥骨結合)のほぼ中央

③もう片方の手で腸腰筋を触診(鼠径部レベル)します。

 

腸腰筋に振動刺激を加え、鼠径部の圧痛が

消失するまで実施していきます。

 

また、運動療法も効果的です。

 

リラクゼーションを目的とした腸腰筋の反復性収縮
とともに大腿神経の滑走訓練を実施します。

 

大腿神経の滑走訓練は仰臥位で実施します。

 

股関節伸展による大腿神経の滑走時に
骨盤の過度な前傾を防止する目的として
非疼痛側の股関節、膝関節を屈曲させます。

 

さらに膝関節を屈曲させることで
より遠位への大腿神経の伸張、
滑走を行います。

 

鼠径部痛に対しては、
筋・筋膜と運動療法の組み合わせが必要です。

 

基本的には、腸腰筋の筋・筋膜に対して
疼痛はほぼ軽快します。

 

ですが、疼痛が減少した状態を
継続的に持続するには、運動療法も必要です。

 

どちらも効果的であるため
実践してみてはどうですか?

 

正しい知識を持って治療に挑みましょう!

 

ー医療研究チーム

 

参考文献

1)坂井腱雄,他:プロメテウス解剖学アトラス-解剖学総論/運動器系-,第2版,医学書院,2011.
2)福井晴偉,他:腰椎椎間関節造影と後枝内側枝の電気刺激による放散痛の検討.臨床整形外科,1996,p1121-1126.
3)仁賀定雄,他:鼠径部症候群に対する保存的治療.臨床スポーツ医学23,2006,p763-777.
4)スポーツ科学計測テクノロジーエスアンドシー株式会社:グロインペイン症候群の早期発見・予防のための股関節筋力評価システム.
5)奥田真央,他:鼠径部痛症候群(Groin pain syndrome)の治療に難渋したサッカー選手を経験して-治療開始から1年8ヶ月を経過して-,理学療法学,2011.
6)斎藤昭彦:股関節由来の痛みと腰痛由来の痛みの鑑別,理学療法学,1997,12(4):p193-199.

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