- 2015年8月20日
②ほとんどの治療家が肩こりを改善できない理由
From 藤井 翔悟
肩こりは、PT、OTの方は
病院で見たことがない人が多いと思いますが、
日常的に遭遇する疾患なので
しっかりと改善できないといけないですよね。
良く悩まれるのが患部を揉んでと言われて、
揉むとその場は気持ちいんですが、
治療になっていないということが多々ありますので、
肩こりの治療で難渋される方はつまり、
評価ができていないんです。
どこのせいで痛くなっているかがわからないと
肩こり治療は成立しないですし、
リラクゼーションでただ押しているだけでいいなら
それでいいですけど、
肩こりを治したくて治療院にくる方に対しては、
やっぱり評価ができないとだめです。
よくある肩こり改善テクニックっていうのは間違いで、
教科書どおりの症状でテクニックを当てはめられる方は
いいですけど、
そんなふうに型に当てはまってないのが臨床ですよね。
そんな型に当てはまったテクニック治療をやっている限り
あなたは症状の改善率はあがらないです。
やっぱり評価ができていることが大事になります。
どういう風に評価をしていったらいいかというと、
疼痛誘発動作です。
僕たちの協会ではこの疼痛誘発動作っていうのを使って
評価を行っているんです。
これは、何がいいかっていうと疼痛が誘発されるような動作つまり、
肩こりのつまりの原因部位を評価できる方法になっています。
関節運動がともなって出る症状に対し
どこが原因なのかを押圧刺激によって探していきます。
つまり、動作の原因であると思われる部位をぐっと押す。
その結果瞬間的に筋肉にストレッチがかかったりだとか、
滑走性があがったりだとか関節面の滑りが良くなったたりだとか、
位置が元に戻ってたりするので痛みが瞬間的に消えるんです。
これをすることで個別性の評価が可能になります。
個別性の評価ができない人がセラピストには多すぎます。
患者さんを教科書どおりとか動作から分析とかしてるか
わからないですけども、
方法は何でもいいんですが患者さんを枠に当てはめるというのは
一番やってはいけないです。
今肩こりの患者さんに対してどこのせいで症状が出てるのかを
個別性を持って評価ができるかがキーですね。
これができないと治せる人は治せるし、
治せない人は治せないとなってしまい、
改善率は上がってこないです。
治療テクニックを求めることに患者さんを治す答えはないです。
どこにあるかっていうと評価です。
肩こりの原因がどこにあるかっていうのを
疼痛誘発動作使って個別性の評価ができていくって形にしないと
肩こりは改善しないです。
特に揉んでるだけでは治らないです。
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