- 2015年8月20日
⑤なぜ、ほとんどの肩こりに小円筋が関係しているのか。
From 藤井 翔悟
今日はまた一か所筋の名前をお伝えさせてもらいまして、
そこを診ることで症状が楽になる、
肩こりが軽減するっていうのをお伝えさせてもらいます。
ズバリ小円筋です。
頸椎症のしびれや首の動きともかなり関連の深い筋肉です。
なぜ、関連するのかというと
ローテーターカフ(回旋筋腱板)の一つなので、
他の肩関節の筋肉よりも使用頻度が高いです。
特に、回旋の作用を持っている筋肉なので
微妙な肩の動きだとか首の動き、前腕の動き。
手指の動きにいつもいつも作用する筋肉なので、
基本皆さんめっちゃ痛くて硬いです。
カチカチに疲労してます。
肩こりの人は著名にコリコリってなっています。
この筋肉は肩甲骨の外側から、
大結節に向かってついている筋肉ですよね。
ポイントはこの小円筋自体をしっかり触診できるかが
重要となります。
肩こりの方で小円筋をしっかり触れて押していると、
「すごいそこ楽です。」「気持ちいいです。」
とか言われる患者さんすごく多いです。
この一帯がすごくタイトになりやすく短くて太い筋肉ですけど、
これほどまでに痛みや肩こりと関連しているのかと思うぐらい
大事な筋肉ですのでまずはしっかり触診できるようになることが必要です。
小円筋はどこに関連しているかというと、
肩こりは首にも影響は出ますよね、
C6、C7の動きにリンクしているんですよね。
小円筋を緩めることによって、
そこの動きはめちゃめちゃ良くなります。
だからわざわざ頸椎の調整をしなくても、
小円筋を調整するだけで頸椎の調整ができるので、
首の動き、肩こりが改善できる繋がりとなっています。
もう一つ加えるのであればストレートネックの人は
下位頸椎の動きがめちゃめちゃ悪いです。
つまり、小円筋自体の圧痛が強かったりだとか、
伸長しなかったりだとか、
カチカチになっているケースがすごく多いので、
そこを緩めていただくとそれだけで肩こりや肩全体が楽になる。
もしくは首の動きがかなり良くなります。
これは、間違いない場所なので、
肩こりの治療にかなり使っています。
ストレートネックがあって肩こりのある人に
疼痛誘発動作をかけながら、
小円筋を触診・治療してください。
決して凝ってる場所を揉まないようにしてください。
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