- 2015年9月23日
⑲肩こりからくる頭痛を改善する秘訣
From 藤井 翔悟
前回からお話しさせていただいているシリーズなんですが
今回も肩こりからくる頭痛のシリーズをお伝えさせていただきます。
ほんとに肩こりがあって頭痛持ちとか、
眼精疲労があるケースがすごく多いです。
頭痛を診ることのヒントなんですけど血流なんですよね。
つまり肩こりから頭痛になることは、
頸部、肩甲帯を中心に肩周囲筋が硬くなってしまって、
筋組織自体が循環不全を起こしてしまって
それで筋・筋膜性の頭痛を起こしてしまうケースすごく多いですよね。
ですのであなたが行うアプローチとしては、
血流を改善させるようなアプローチができれば、
筋・筋膜性の頭痛は改善します。
これの診るポイントで大事な筋肉をお伝えさせてもらうんですけど、
板状筋を診るのがすごく大事になってきます。
この板状筋を調整することが、
肩こりからくる頭痛を改善させることに必要となってきます。
人間の体を横から見た図で板状筋は、
頸椎の周り一体についている筋肉なんですけど、
ここ自体の緊張が高いと脳をカバーしている筋・筋膜に
血流が行かなくなります。
なおかつ頸椎自体の動きも悪くなり、
脳脊髄液の還流が悪くなってしまいます。
ですから単純に首の筋肉を緩めるだけで
頭痛が取れる人がめっちゃ多いです。
この板状筋を解剖学の図で見ていただいて位置を確認してみてください。
ただし僕たちの提唱している治療は
頭痛っていったら板状筋と当てはめることができるかといえば否で
あなたの持っている治療アプローチを評価で
裏付けて実施しているんですか?
ということを大事にさせてもらっています。
つまり評価をしたうえで
この人の肩こりからくる頭痛は板状筋っていう評価があったうえで
治療を選択してもらいたいんです。
これがないとただ治療手技を患者さんに当てはめるだけ
ということになってしまいます。
そうなってしまうと治せる患者さんと
治せない患者さんのムラがすごく出てしまって、
自分じゃ全く太刀打ちできない人であったりとか、
治療にやたら時間がかかってしまうという風になってしまうんですよね。
評価をしっかりやっていただきたいです。
僕たちが提唱させていただいているのには
疼痛誘発動作っていうのがあるんですけども、
これをやっていただくことで肩こりから頭痛っていうのを
すぐに評価できるようになります。
疼痛誘発動作の仕方を簡単にお伝えしますと、
首根っこあたりをぎゅっと押して板状筋をとらえてください。
筋繊維自体を押します。
それで患者さんが押してもらっていたら
少し頭がキーンとするのが楽になるという風におっしゃられたのであれば、
この方の肩こりからくる頭痛の原因は板状筋ですので、
そこを診ていただくことによってすぐに改善するっていう形になります。
これが疼痛誘発動作の一部です。
首根っこあたりをキュッとつまんでいる間だけ
症状が改善するという所見が得られれば、
板状筋を調整すれば症状は改善するので、
そのようなプロセスをとってください。
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