From 藤井 翔悟
 

 
肩こりからくる頭痛のシリーズなんですけど、

ポイントは血流を改善させれば肩こりからくる頭痛って

改善できるんですよね。
 

 
肩こりからくる頭痛以外の頭痛は、

生理の時に痛いだとかイライラしたら痛いだとか、

ストレスたまると痛いとか気候が変わることで痛いとかの頭痛は、

結構女性で訴えられる方多いんですけどそれはまた別なんですよ。
 

 
今言ってるのは肩こりからって指定していることがポイントで、

要は筋・筋膜性の頭痛ですよって言ってるんです。
 

 
筋・筋膜性の頭痛であれば筋自体を緩めたり、

筋硬結をとっていったりだとか滑走性が改善することによって、

循環障害が改善し頭痛が改善するっていう形なんですね。
 

 
今回も大事な筋肉をお伝えさせてもらいます。
 

 
斜角筋なんです。
 

 
斜角筋を緩めることで頭痛が軽減するケースがすごく多くて、

斜角筋って言ったら首の横にある筋肉なんですけど、
 

 
前部線維、中部線維、後部線維に分かれるんですけども、

特に経験上は前部線維を緩めることによって、

頭痛が軽減する所見が得られます。
 

 
例えば頸部の筋肉を緩める時って押されたら痛いし、

繊細だし角度によったら手が痺れるみたいな感じになってしまうので、
 

 
斜角筋自体が触るのが難しいですし、

首を触ることに対して抵抗感だったり、

苦手意識がある方が多いと思うんですよ。
 

 
ですから斜角筋を緩める時のポイントは、

斜角筋自体を触るのでないです。
 

 
そうじゃなくて斜角筋がつながっている場所を使って、

緩めていくことができますので、

ここで必要となってくるのが繋がりの知識なんですね要は。
 

 
筋・筋膜は必ずどこかと連結してるんですよ、

なおかつ斜角筋はほかの筋肉と連結してますから、

連結を活かして斜角筋自体を調整することができれば、

ゴリゴリ押さずに斜角筋を緩めることができます。
 

 
具体的にどのような方法でするかというと、

前部線維はつながっている場所が決まっています。

それは小胸筋です。
 

 
小胸筋を使うことで緩めることができます。
 

 
特に小胸筋の中でも狙うべきポイントは決まっていて、

烏口突起のあたりで固まりやすいんですよ小胸筋って。
 

 
硬結ができやすかったりだとか滑走障害、循環不全が起こりやすいので、

烏口突起のところを緩めることで斜角筋も一緒に緩む、

もしくは小胸筋を使って斜角筋を緩ませることが

リスクなく可能ですので、
 

 
この知識を使っていただいて肩こりからくる

頭痛の患者さんの治療のヒントにしていただければと思います。
 

 
PS.疼痛治療についてもっと知りたい方はいませんか？