- 2015年7月1日
③ 【警告】変形性股関節にROM訓練をやっても痛みは取れません…
変形性股関節症について改善のポイントを話してきました。
一つは臼蓋と骨頭 の被覆率を変える、
アライメント自体を変えてしまうことです。
変形性股関節 症の人は被覆率が良くないです。
それは骨が変形しているからです。
すなわち 骨での支持が出来ていないということですね。
そのため
股関節周囲筋が代わり に姿勢保持に関わっています。
なので動作の時も、
股関節に問題がない人より も、
股関節周囲筋は硬くなっていますし、
それに関わっている筋筋膜のつなが りが痛みの原因になっていることが多いです。
そして筋スパズムの問題を改善 していくときに、
何が大事なのかというと、
股関節周囲の筋をどれだけ緩めら れるかです。
変形性股関節症の人で、
僕が現場でよく見ていて思っていたのが 動く範囲でROMをしたりだとか、
内旋や外旋をしておられている方がいると 思うのですが、
それはあまり意味がありません。
現在の能力を維持するという 意味ではいいですけれども、
痛みを取る積極的な治療としては、ROM訓練は 意味がないです。
なぜなら関節の可動性は問題なく、
動かせる範囲で動かして いるのであれば家で自分で足を挙げといてもらうのと、
変わりません。
そうで はなくて、
積極的な治療していくなら、
股関節周囲筋の長さを出していかない と、
変形性股関節の人の可動域は変わりません。
なのでROM訓練が完全に意 味がないというわけではなくて、
積極的な治療という枠組みのなかでみると、
意味がないです。
これは覚えておいて下さい。
ですから股関節周囲筋の筋スパ ズムを取らないといけません。
股関節周囲筋をすごく細かく緩めていくような スキルが必要になっていきます。
ですから治療としてはこの二本立てができれ ば、
痛みは大きく取れます。
変形性股関節症の程度にもよりますが、
股関節が 痛いな・詰りがあるなという程度であれば、
すぐ痛みは取れます。
変形性股関 節症のパターンでいうと、
痛みがでる部位は、
ほぼほぼ決まっているので、
そ こさえ見ればすぐ結果の出せる症例なのかと思います。
そして治療の支えにな るところは、
臼蓋と骨頭の被覆率がわかっていてアライメントを変えられると いうことと、
筋スパズムを取りのぞけるスキルがあること、
そしてその患者さ んの痛みの原因を評価ができるということができれば、
基本的に変形性股関節 症の痛みは全く怖くありません。
次回はこの二本立ての治療を実際どうしてい くのかについて話していきます。
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