- 2015年7月1日
⑪ 股OAの痛みに「肩のローテターカフ」が関係している理由
From 藤井 翔吾
変形性股関節症の痛みをみていくときに、
よくある悩みで痛みの自覚症状とし てVASで10→3とか4まではとれるけど、
それ以上がとれないという場合 があると思いますが、
そういったときのヒントをお伝えします。
僕たちの考え としては、
全身の筋筋膜のつながりとか
筋骨格の特徴とらえて疼痛治療をやっ ていきましょう
というのを提唱させてもらっています。
ここまで痛みが減って いるのは、
変形性股関節症の独自の股関節周囲筋とか仙腸関節とか外転筋とか 下腿、
足部からの影響はうまく治療できているのだと思います。
ただこれ以上 の痛みをとっていくには、
もう一つのポイントがあります。
それは肩関節です。
前に頸椎シリーズのときにお伝えしたと思うんですが、
頸椎の動きが手首だっ たりとか足首にまで関連があると言いました。
それは構造的に関節の形状とか 筋肉の付着が似ているということを言いました。
ですので、
首、手首、足首と 首がついているところは大体関連しているんです。
痛みをとりきったり、
可動 域をだしていきたいときはこういうところを見ていった方が良いということで す。
関節の構造が似ているということは痛みの原因が類似するということも話 もしましたね。
そして股関節と肩関節の構造は似ていますよね。
股関節は臼蓋 と骨頭がありますし、
肩関節も複合関節ですが肩甲上腕関節は肩峰のところに 骨頭がはいってきます。
そして関節の自由度も両者とも同じですよね。
つまり 関節の形状とか構造が類似しているので、
股関節の痛みの原因が肩関節にもあ る人が多いと考えることができます。
そういう視点をもてれば治療の幅が広が ります。
なおかつ変形性股関節症の肩を今あなたが担当しているなら肩の可動 域を見てください。
きっとROMは悪いと思います。
そこの制限をしている筋 肉とか関節に変形性股関節症の痛みをとるためのヒントが詰まっています。
も うひとつ、
股関節も肩関節も片側の痛みであっても、
しばらくして反対側が痛 くなってくることがありますよね。
つまり両側性に症状が出ることが多いです。
そういったところもすごく似ています。
なので
一度肩関節自身に機能障害がな いのかを変形性股関節症の評価で見てみてください。
PS
もしこれが、あなたが手に入れたかった情報だとしたら・・・
どうぞお読みください。
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