- 2015年4月12日
③この関節を見ずには腰痛は治りません
From 藤井 翔悟
今日は関節です。
腰痛の時にこの関節は診といてくださいよ、
という関節があります。
腰痛のほとんどの方に関連しています。
ヘルニア、すべり症、狭窄症、坐骨神経痛でもなんでも。
身体のつながりと構造上の特性を考えると
外せない関節がありますので、
特に腰痛の方で 機能的に異常が出やすい関節を
お伝えさせてもらおうと思います。
腰痛で診るべき関節はこれです。
仙腸関節。
見た瞬間、出た!と思われたかもしれないんですけど、
絶対に関係あります!
筋膜のつながりから見ても、
大殿筋や大腰筋が仙腸関節の動きにかなり関連が深いです。
起始停止を考えても明らかなんですけども、
大腰筋や大殿筋で腰痛になるとよく言うじゃないですか、実際そうなります。
そこでかなり関連の深い関節が
仙腸関節なので、これは外せないですね。
僕も必ず診ます。痛みが取れていても調整します。
それで戻りが減ったりするのですごく大事になってきます。
次はこれです。肩甲胸郭関節。ここはめちゃ大事なんですよ。
腰痛の方で。 肩甲骨と胸郭の間の関節面、
肋骨の上を肩甲骨が滑る形で動くようになっていると思うんですけど、
前回の動画で頚部はめちゃ大事って言ったじゃないですか。
頚部の筋肉と肩甲骨の動きはすごく関連が深いんですよね。
起始停止を考えてもわかるように、
頚椎と肩甲骨に起始停止がつながっていることが多いですよね。
頚部の動き、肩関節の動きにしても、
脊柱の動きにしても肩甲骨はいつも一緒に動くようになっています。
腰部の動き自体も肩甲胸郭関節の動きが悪いと痛みが出るんですよ。
僕ここめっちゃ診ます。さっきの患者さんも診ていました。
これで前傾や体幹の回旋の動きがよくなりますので、
疼痛誘発動作を使って、その人の腰痛に
肩甲胸郭関節が関連しているのかを評価していきます。
取りきれない痛みはここだと思いますよ。
上肢関連だったり、身体のつながりを活かした部位を
見落としていると痛みが残ってしまうことが多いです。
僕もこの2つは絶対診ますし、ほとんど全員調整しています。
是非とも、あなたの担当している患者さんに活かしても頂ければなぁと思います。
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