- 2015年4月12日
⑩ 大腰筋の“正しい”触診方法
From 藤井 翔悟
大腰筋が関連していることがめちゃめちゃ多いんですよ。
しかし、セミナーでたくさんの受講生さんを
指導させてもらっているんですけども、
そもそも触れない人がめっちゃ多いんですよ。
大腰筋が触れないと治療が始まらないんですよね。
お話にすらならないので、触診のスキルというのは
僕たちセラピストは絶対に持っておかなくてはいけないと思うんですけど、
触れない方が多すぎるので、そりゃ、腰痛治らないなと僕からしたらあるんですよ。
触れないと評価もできないし、治療もできないからね。
これが大腰筋でどういう状態で、だからこの人は腰が痛いんだ、
大腰筋のせいで腰が痛いんだとかの判断とかも、
たくさん患者さんを触らせてもらっているうちに、
大腰筋の形状とかも感覚としてわかって覚えていかないといけないので、
触診のスキルは絶対に必要です。
なので、今日は触診の方法を、
特に1年目~3年目の新人の方には
役立つ情報だと思いますのでお伝えします。
ただ大腰筋なんか楽勝で触れますよ、藤井さん
というのであれば、今日の動画は意味がないので、
今すぐ×ボタンを押して頂いても結構だと思います。
さっそく、大腰筋を触っていただきたいんですけども、
まず起始と停止を確認してもらいたいんですけど、
胸椎12番からL4の横突起から出ているんですよ。小転子に停止しています。
(動画にて説明)大体の目安なんですけど、おへそを見つけてください。
おへそを触ってもらって、そこから指5本分くらい隣、
両サイド(腹直筋)の真下くらいを大腰筋が走行していると思って下さい。
おへそ見つけたら、指5本分くらいがまず腹直筋の繊維ですね。
肋骨から恥骨結合に腹筋ありますよね、これがでかいんですよ。
腹直筋がでかいので、触るときに支障があるので、
(動画にて)おへそから指5本分隣から
脊柱の方向に向かって垂直に指を入れていきます。
大体奥までいったら、これで腹筋の繊維を避けているので、
そこから内側に指を入れます。
この奥にコロッとしたのがあるので、それが大腰筋です。
(もう一回繰り返す)おへそから指5本分が腹筋の繊維なので、
それをよけながら垂直に脊柱の方向に指を入れていき、
そこから内側(おへその方向)に指を入れていくと
コロッとしたのに当たるので、それが大腰筋です。超シンプルですよね。
この触り方なんですけど、感覚なので実際の触る感覚は
セミナーに出ていただいて身につけていかないといけないですけど、
1番シンプルな触り方なので、まずはこれを触れれるようになってください。
大腰筋を触っている感覚ですけど、
普通にお腹を押されているのと違って、
苦しいとか患者さんによっては便意を
もよおすような感覚に近いという方もいます。
大腰筋は基本的に触れているだけで緩んできたり、
循環がよくなり腰痛が改善することも多いです。
1度あなたの患者さんに試してみてはいかがでしょうか?
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