From 藤井 翔悟

今日もシビレを感じておられる患者さんで診るべき部位についてお伝えさせてもらいます。

それがこの場所です。大腰筋です。大腰筋はかなりシビレと関連が深いです。

特にどんな方のシビレかと言うとヘルニアですね。

ヘルニアと診断名をもらっている方のシビレが

大腰筋のせいで強くシビレが出てしまっている方がすごく多いですね。

僕の治療院にヘルニアの方がたくさんいらっしゃるんですけど、

シビレの症状がお尻の後ろだったりとか

下腿の後面に見られたりすることがすごく多いんですけども、

そういった方のシビレは大腰筋がいい治療結果を生むことが多いです。

今日はこれについて考察していくんですけども、

大腰筋というのは胸椎の12番から腰椎の4番くらいの

横突起から起始していて、小転子に付く形なんですけども、

（図を書いて）ポイントはどこかというとですね、

言った通り椎骨の横突起に付いているということは

大腰筋が自体が椎骨のアライメント、位置関係、椎間関節の状態と

かなり深い関わりがあるということなんですよ。

ヘルニアって要は椎間板が突出したりだとか、

椎間板が潰れてしまったりという形で髄節に触れてしまって、

シビレが出ていると教科書ではいわれているんですけども、

じゃあ、なぜ飛び出してしまっているのか、

なぜ脊髄に触れているのかというところが考察するポイントだと思います。

その場合椎骨に付く大腰筋が超タイトで

すごく硬いと、腰椎の前弯が強いです。

生理的な弯曲、カーブより前弯が強くなっています。

反り腰になりすぎているんですよね。

それで後方に椎間板が突出してしまって、シビレている。

それの病態が何なのかと言ったら大腰筋の拘縮。

という病態の方が多いです。

僕の治療院に来るヘルニアの方を

たくさん診させてもらっていると多いです。

なので、この筋肉を深く緩めることですね。

普通に緩めるだけじゃなくておもいっきり緩めたりだとか

椎骨に付いているところまでも可動性を変えたりだとか

椎体の運動を変えるくらい深く深く緩めることができれば前弯は軽減します。

ですから、ヘルニアによる症状というのが

軽減することがすごく多いです。

痺れている患者さんに大腰筋を

やることはなかなか効果的ですし、

僕の治療院でもよくやっているので、

是非ともこの知識を使って頂いてですね、

あなたの担当されている方のシビレに

活かして頂ければなと思っています。

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