- 2015年8月12日
信じられないほど効果のある、驚くべき圧迫骨折の治療法とは?
「胸郭の可動性の出す方法」
その前に
まずは復習です。
前回からお伝えした治療すべきポイントとして、
「僧帽筋」
「ハムストリグス」
「横隔膜」
「斜角筋」
「臀筋」
「後頭下筋群」
「肩甲挙筋」
「胸鎖乳突筋」
を挙げさせて頂きました。
みなさん試して頂けましたでしょうか。
それで今日お伝えするコンテンツは、
「胸郭の可動性をだす方法」です。
圧迫骨折の方で
胸郭の促通は、
起き上がりや、歩行など様々な動作において
動きをだしていかないといけないと、
円滑な動作に結びつかないです。
で、今日お伝えするのも
それに付随したものです。
圧迫骨折の方って、
想像してみて下さいね、
まずコルセットしますよね。
しかも2ヶ月以上は巻いていると思うのですが、
そうなると巻いている部分
つまり
胸郭が硬くなっていきますよね。
また、
胸郭がかたくなっていく
イコール
呼吸機能・肺のコンプライアンスが低下していくことが
容易に想像がつきますよね。
また、
ここ胸郭が硬くなると不利なことが多々あります。
寝返り
起き上がり
立ち上がり
歩行 etc・・・
まあここを使わないと動作の切り替えができませんよね。
さてそんな胸郭の動きを出すのに役立つ筋
それはずばり、
「肋間筋」
です。
肋間筋ときいて
当たり前だと思われますが、
圧迫骨折の患者さんにおいては著名に影響を受けているので
胸郭の硬さ必ずみてみて下さい。
まず
筋のつき方ですが、
内:第1〜11肋骨の内面の肋軟骨
外:第1〜11肋骨下緑と肋骨結節
とついていて、
肋間筋の役割を簡単に述べていくと、
内・外とあり、
外肋間筋は、
肋骨を引き上げて胸郭を広げ
吸気運動を行うのに対して、
内肋間筋は、
肋骨を下げて
胸郭をせばめて呼気運動を行う
つまり胸郭の運動ともろに影響をしていて
呼吸機能がここで変化するっていうことです。
前回、
やはり圧迫骨折は、
脊柱とお話させて頂いておりますが、
脊柱を動かすために胸郭も連動して動くので、
まず胸郭の動き自体もみていかないといけないと思います。
単品で、
脊柱は動きません
なぜならそこには
肋骨がついていて、
肋骨を介して胸郭という全体の構造物があるからです。
なので、
胸郭を動かす = 脊柱の動きにも大きく影響があります。
やはり圧迫骨折なので
そういった構造的なつながりは見落としてはいけないと
思います。
また圧迫骨折以外の呼吸器疾患の方にも大いにみる価値がある
筋だと思いますので、
とても有効性が高い筋だと思います。
なので、
ぜひここを調節してあげて下さい。
圧迫骨折においては、
コルセットをしていて、
このような機能障害はほぼ間違いなくおこると
思います。
筋自体が短縮位で使われている状態を
継続すると
筋へのストレスが過負荷になって
うまく筋が働かないケースが多々あります。
また、
前回お伝えした胸鎖乳突筋とも、
肋間筋はインナーユニットとして関わりがあるので、
そういったつながりを生かすのも
ありかと思います。
圧迫骨折において、
体幹の固定は重要であります。
この肋間筋を含めた
インナーユニットの機能を高めることは
とても有意義だと思います。
なので、
こういった知識を
もっと使って
臨床の幅を広めていってください。
僕たちセラピストが、
患者さんを救っていくというマインドセットし、
臨床で困っている人を助けていきましょう。
ぼくはそんな視点をもって
患者さんの治療に臨んでます。
今日もここまで読んで頂きありがとうございます。
次週はまた脊柱圧迫骨折について。
お伝えしていきたいと思います。
本日もブログを読んでいただきありがとうございました。。。
日本疼痛リハビリテーション協会 東海支部 長村 充
PS
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