- 2015年10月12日
腰椎分離症で多裂筋を見なければいけないもう一つの理由とは
From 山野井 孝志
きのうは多裂筋が骨盤自体に働く作用が
分離症の痛みに影響していると
お伝えさせていただきました。
そんな多裂筋の作用ですが
注目していただきたいのが
仙骨に対する作用です。
多裂筋が収縮すると仙骨自体が前傾します。
結構これって見落としがちな事が多くてですね
骨盤だけではなくて仙骨なんですよ。
なので骨盤が前傾している方はもちろん
骨盤が後傾していても
仙骨は前傾している場合があります。
たまに腰が痛い方で骨盤後傾しているのに
多裂筋がガチガチの方っているじゃないですか?
そういう方はまさにこれなんですけど
仙骨が前傾してくると大体の場合は
寛骨もついてくるのですが
仙骨の前傾が強すぎると
仙骨の位置が多裂筋の作用で腰椎の方へ
上がっていきます。
そうすると起立筋などの緊張が強くなって
骨盤を後傾方向に引っ張ります。
なので骨盤が前傾している方に限らず
後傾している方でも
多裂筋は診ていただきたいです。
それでは今日はこの辺で失礼いたします
最後までお付き合いいただき
ありがとうございました。
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