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  • 2020年4月23日

上腕骨外側上顆炎に対しての治療と評価

 

いつもお世話になっています。
医療研究チームです。

 

あなたは、”上腕骨外側上顆炎”という
疾患を知っていますか?

 

よく言われている”テニス肘”です。

 

上腕骨外側上顆炎=テニス肘

 

この疾患は、私たちセラピストに身近な
疾患となってきました。

 

特に、重労働者である介護士や看護師など
これから高齢化社会を迎えるにつれ
必ず悩むかたが多くなる疾患と言えます。

 

そんな時代を迎えて
あなたは適切に対応することはできますか?

 

上腕骨外側上顆炎とは?

 

先ほども言った通り、上腕骨外側上顆炎は
別名”テニス肘”と言われています。

 

なぜ、そう呼ばれているのか?

 

物を掴んで持ち上げる動作やタオルを
絞る動作をすると、肘の外側から前腕に
かけて痛みが出現する。

 

※ 基本的には安静時痛はありません

 

中年以降のテニス愛好家に多いということで
”テニス肘”と呼ばれたのが始まりです。

 

実際テニスプレーヤーにおける発生率では、
30〜50%で、特に硬式やプロレベルとなると
60%を超える選手が”テニス肘”だと言われています¹⁾。

 

しかし、近年の研究結果から最も多くみられたのは、
重量物の運搬で38%なのに対し、テニスは10%強と
比較的低いことがわかりました。

 

そのため、外側上顆炎とテニスの明確な関連性は
不明と言われています²⁾。

 

では、なぜ生じるのか?

 

一般的には、年齢とともに変性や摩擦ストレスなど
肘の腱が痛んで生じると考えられています。

 

しかし、病態や原因については
実際のところ十分にわかっていないのが現状です。

 

一番有力な説として、”短橈側手根伸筋”の起始部が
肘外側で障害されて生じると考えられています。

 

短橈側手根伸筋とは、上腕骨外側上顆から始まり、
第2中手骨基部付近に停止する筋で、
手関節背屈させる機能があります。

 

その起始部は幅10mm、厚さ1mmで扁平な形状であるため単位
面積あたりに大きな力がかかり、炎症や変性、微小断裂が生じて
痛みの原因になっていると考えられています³⁾。

 

※未だ科学的根拠は証明されていないのが現実…

 

一般的な治療と予後は?

 

上腕骨外側上顆炎は、
基本的に”保存的治療”が中心です。

 

これは実際の医師に確認したのですが、
「単なる使い過ぎだから安静にすれば治るよ」と
簡単に言われました。

 

実際、保存治療で軽快されている方もいるのは事実ですが
そのほとんどが軽症例であり、難治例であると
夜間痛などを発生し、日常生活の阻害となっています。

 

また、テニスバンドにより短橈側手根伸筋の起始部を
持続圧迫し、浮腫発生を抑制することが有用とされています。

 

※エビデンスは弱いですが…

 

上肢の使用頻度が高い症例で、
治療後早期に手作業を行った
症例や競技レベルの高い症例は
再発率が高いとされています⁴⁾。

 

また、テニスを始めた年齢が高いほど
罹患期間が長い傾向があります。

 

今回、2ヶ月前から肘の痛みを訴えた方を
徒手治療で改善した例を報告します。

 

保存治療も大切ですが、
炎症期が落ち着いた時期では
徒手治療も有効だということがわかります。

 

========================

 

30歳代前半の男性。
介護士をしており、2ヶ月前から肘を曲げる時に
激痛が走るようになりました。

 

医師に診てもらうと
”上腕骨外側上顆炎”と診断を受けました。

 

治療に勧められたのは、リストバンドを着けることや
安静にすることです。

 

当初は、医師から「直ぐに症状は落ち着きます」と
言われましたが、仕事を休む訳にもいかず
バンドだけを付け経過を見ていました。

 

ですが、一向に症状は良くならず
病院へ通いましたが、結果は同じことを
言われる始末でした。

 

そこで、近くの治療院へ訪ねることにしました。

 

すると、たった一回の治療で
あれほど肘を曲げるのが痛かったのが
痛みなく曲げることができました。

 

曲げることに痛みと抵抗があったのが
今では楽に曲げるようにできています。

 

ポイントを正しく理解するだけで
こんなにも違うのかと実感しました。

 

======================

 

医師は、血液データやレントゲン写真を診て
経過や状態を伝え、治療を考えます。

 

ですが、セラピストであれば、骨機能や関節、
運動を理解した上で適切な徒手治療を考えることが
できます。

 

もちろん、両者とも欠けてはいけませんが、
セラピストは技術を高める必要があります。

 

今回、この方に行った治療は、
脊柱、肩甲骨、胸郭、手首、肘に分けて
治療を行い、自主訓練と動作指導を
覚えるまで徹底して伝えました。

 

その中でも特に重要で
明日から使えるテクニックを1つお伝えします。

 

それは、上腕三頭筋と上腕二頭筋との間にある
筋間中隔リリーステクニックです。

 

ここで一つポイントをお伝えすると
痛みの場所が原因でなく
他の部位が影響して痛みに繋がっている
ということです。

 

僕たちは、痛い場所を中心的に見てしまい
そこばかり治療をしてしまいます。

 

特に今回のケースであると
短橈側手根伸筋に圧痛が多く出現しているため
そこにフォーカスを当ててしまう方が多いです。

 

ですが、そこではなく”筋間中隔”を見てください。

 

イメージしやすい筋膜ラインは、

”スーパーフィシャル・バックアーム・ライン(SBAL)”です。

 

このラインは、表層の筋・筋膜ラインであり、

僧帽筋から手指伸筋群に至るまで連結しています。

 

特に、テニス肘の人では、肘関節の過活動による

ストレスが強く、ライン上である筋間中隔に負担が生じやすいです。

 

伸筋と屈筋を分ける筋間中隔は、
上腕骨外側上顆下部の中隔付着部まで下行します

 

この伸筋と屈筋が協同して収縮することで
関節に負担なく、拮抗筋として作用します。

 

ですが、筋間中隔が硬結を起こすと
滑走性が不十分となり同時収縮が生じやすく、
周辺の筋組織まで影響します。

 

そのため、ここを治療するだけでも
肘の運動性は改善され、疼痛の軽減に
繋がりやすいです。

 

では、方法をお伝えします。

 

まず、① 腹臥位を取ります。

 

② 一方の手で筋間中隔を触診し

 

③ 片方の手で小円筋を触診します。

 

直接、②の圧痛を取り除くのもいいですが
③の圧痛を取り除いた方が結果として
②が緩みやすいです。

 

これを繰り返し行い、肘の運動の中で
圧痛が無くなるまで実施してください。

 

最終評価として、肘の曲げ伸ばしを確認すると
外側上顆付近の運動時痛はかなりの確率で
軽減させることができます。

 

治療群と無治療群を比べると
前者の方が改善が早い傾向にあり、
治療内容に関係なく6ヶ月以内に
90〜95%で改善が得られているデータもあります⁷⁾。

 

諦めず目の前の患者さんを
治せるようになってください。

 

様々な治療法はありますが、唯一無二の治療法は存在しないので
色々挑戦しましょう!

 

ワンポイントアドバイス

 

肩甲骨周囲筋の過緊張と
外側上顆炎の疼痛に関連があるとされています⁵⁾。

 

肩甲帯から過緊張が上腕を介して前腕に伝わり、
主に短橈側手根伸筋腱にストレスが加わることが考えられます。

 

短橈側手根伸筋の運動を理解することも
今回の治療でポイントかと思います。

 

上腕骨外側上顆炎の
現代医学問題

 

上肢を多用する重労働者に多い傾向があるが、
現在ではコンピューターを多用する
職種や介護、看護、保育などの従事者にも
多く見られるようになっている⁷⁾。

 

特に女性に多く見られ、介護・看護・保育従事者に
本疾患の有症者が多いことが考えられる。

 

他にもデスクワークをしている方では、
肘関節を伸展位で前腕回内、
手関節背屈位で仕事をしている人が多い。

 

短橈側手根伸筋腱に強い緊張が
かかり続けていることが発症の
原因だと考えらえている。

 

確かに、保存療法も大切であるが
セラピストが適切な運動指導や
徒手治療を踏まえた方法でも
大きく変化が得られると思う。

 

できることはたくさんあるので
詳しく知りたい方はセミナーや
メールなど何かしら行動を起こして
自分を高めて頂きたい。

 

私たちは全力でサポートします。

 

ー医療研究チーム

 

参考文献

1)日本整形外科学会診療ガイドライン委員会,上腕骨外側上顆炎の診療ガイドライン委員会,上腕骨外側上顆炎の診療ガイドライン,南江堂,2006.
2)柏木大治:テニス肘について,整形外科MOOK,1983,pp464-465.
3)佐竹寛史,他:上腕骨外側上顆炎の診断におけるThomsenテストとは?,日本肘関節学会雑誌24(2),2017.
4)斉藤嵩:上腕骨外側上顆炎に対する姿勢からの1考察-姿勢によりかかる上肢の負担-,理学療法学,2014.
5)山田裕司:上腕骨外側上顆炎に対する肩甲帯・体幹からの評価とアプローチ,理学療法学,2013.
6)加藤悌二,他:上腕骨外側上顆炎2800肘の疫学的研究およびその本態に関する考察,日本肘関節学会雑誌,24(2)2017.
7)菊池直士,他:医師集団のテニス肘について,九州スポーツ医会誌,1994,pp6135~6139.

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