- 2015年7月1日
㉓ なぜ内蔵の治療ができると、頭痛を改善することができるのか?
From 藤井翔悟
前回までは筋筋膜性の頭痛に関して
お話をさせていただきました。
そこで、頭痛の話の続きになるのですが、
天候が悪い時や女性であれば生理の際、
またはストレスや便秘で頭痛が起こる
という患者様はいらっしゃらないでしょうか?
こういった方々の頭痛は、
骨格筋の影響というのは関係がないです。
こうした部分からの頭痛というのは内臓器が関係しています。
天候により頭痛が生じる場合、
気圧の変化で組織内圧の変化を内臓器が受けますし、
生理に関する頭痛も臓器が関係します。
ストレスに関しても、
心身が疲労することにより内臓が影響を受けますし、
便秘に関しても、
排便ができないことにより頭痛が生じるというケースが多々あります。
ですので、
こういった症状の頭痛を改善させようと思うと
内臓の治療ができないといけないです。
内臓の治療というのは西洋医学的に血液検査データをとって
肝臓や腎臓などに関する数値が悪いですねというようなことではないです。
僕たちが内臓器の治療をおこなっていくときは、
体の中をみて構造的なズレが無いかであったり、
流れが悪くなり硬さが出たりしていないかというところを見ていきます。
ここで一つ考えとして間違って欲しくないのは
西洋医学的な所見とは関係がないということです。
医師の先生方は精密検査をしていって、
この臓器の機能が悪いからという形で働きかけていかれますが、
僕たちは触診や視診でこの方の臓器の原因としてはここが被っている
ということを考えて治療していきます。
こうした形で内臓の治療ができるという視点を知っていただく
ということが大事になってきます。
そして、内臓治療と内臓由来の頭痛を治療をしていく際に
関連付けて考えていただきたいポイントを一つお伝えさせていただきます。
それは頭に痛みが出ているということ自体が
体の中でどういうサインなのかを考えていくと、
この意味は排泄がうまくできていないということです。
本来、体の外に出すべきものが出せていないので、
それが症状として頭痛になるというわけです。
先ほどの例でいうと生理だと、
子宮内膜を排泄する作用がうまく行われていないことで
それを頭で頭痛として感じています。
ストレスであれば心身が感じたストレスを
出していくということができていないから頭で痛みを感じています。
便秘では消化吸収して不要なものを出していくということができないから
頭痛の症状として出るというところになります。
このようなケースが多々ありますので、
そういった時に内臓治療というのが活躍します。
頭痛というのは排泄ができていないことによるという知識を
持っていただければと思うところです。
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