- 2015年8月23日
⑩大臀筋を使って肩こりを改善する方法
From 藤井 翔悟
肩こりを考える時にあなたに持ってほしい視点なんですけど、
まずは肩こりなんで肩周囲、肩関節の動き自体も
良くないはずですよね。
首とか肩とかが硬い人は手が全然上がらない人や
首が少ししか傾きませんっていう人が
結構いるじゃないですか?
そういった人には股関節を診ていただきたいです。
これは、構造の類似点と言って、
肩関節と股関節って似てないですか?
関節の自由度とか筋の起始停止の感じ、
ローテーターカフと外旋6筋とか、
筋の構造、関節の動きが非常に似てます。
起始停止、筋の走行が肩と股関節は似ています。
考えていただきたいのは肩関節の動きが悪かったら、
股関節の動きも悪いと思って診てください。
この時に肩関節の動きにすごく関与する股関節の筋肉があります。
大臀筋です。
大臀筋を緩めるだけで股関節、仙腸関節の動きもよくなります。
肩自体は肩甲骨の動きもよくなるし筋でいうと、
小円筋とかその辺の動きがよくなります。
大臀筋を調整することで、
頑固でなかなか改善しなかった肩こりが
改善されること結構多いです。
所見のとり方としても肩の可動域が悪かったら、
股関節の可動域も悪いんですよ。
これを診てもらいたいです。
股関節が硬いっていうことは股関節周囲筋がタイトなわけですよね、
その原因が臀筋なんですよ。
なぜかというと
臀筋はデカいし長いから股関節の動きにかかわってますし、
アウターマッスルだから使用される頻度が高いですよね。
ですからこの筋肉を緩めることで肩の外側筋群だったり、
肩全体がフワッと緩む人が多いですので、
肩こり方にはこの大臀筋を診るという視点をプラスしていくことで
いい結果が出ると思います。
そこで考えていきたいのが
本当に今あなたが担当している患者さんが
股関節、特に大臀筋と関係しているかは
もちろん評価しないといけませんよ?
毎回毎回口すっぱくして言ってますけど結局評価です。
結局評価がなければ臀筋が肩こりと関係しているかがわからないので
しっかりと評価してから治療することが大事です。
それがなしであなたの持っている治療手技だけやるっていうのは
患者さんを型に当てはめることになるので
治る人は治るし、治らない人は治らないって方が
一定数いることになるのでやめてください。
ですので今からあなたにしてもらいたいことは
評価をして臀筋が引っかかるのであれば
臀筋を治療してくださいということです。
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