- 2015年8月7日
⑪ 大腰筋と膝の痛みの関係性
From 藤井 翔悟
膝の痛みっていうのはまあ、
話すことは山ほどあるわけですね。
一つだけ言えるのは僕が現場にまあ病院で働いていた頃っていうのは、
道装具両方だったりとか、足底板だったりとか後最終的にはTKAかな。
手術療法ってのが選択されて行くと思うんですけども、
それをされる前に僕たちセラピストが、
その場で痛みを軽減させられるっていうのは
僕は多々できると思っていますしそうしてきました。
それが今までお話しさせていただいてる
知識だとか技術になってきますので、
患者さん自身にしっかりと選択肢を提示できるように
このスキルを使っていただければ、
このスキルを使っていただければと思っております。
今日も膝OAシリーズ始まっていってるんですけども、
今日は何についてお伝えするかっていうと、
今まであの関節だったりだとか、
イレギュラーな筋肉もありますよって
話させていただいたんですけども、
もう一つ、今日は大事な大事な筋肉がありますので
これについてお伝えさせてもらいます。
あまり一般的にはこの筋肉のせいで膝がどうのこうのという
認識があまりないと思うんですけど、
実はすごく大事です。ていうのがこの筋肉です。
この筋肉ですねまあ大腰筋なんですけども、
これが何で膝に関係あるの?
とか思われる方すごく多いと思うんですけど、
例えばこの筋肉って股関節屈曲の方向に働くじゃないですか、
はい。でその時に例えばあなたの患者さんが
膝屈曲した時に最終域あたりで痛みでる方多いですよね。
それで痛みが出ているのであればこの筋肉が原因であることが
たくさんあるんですよって話ですよね。
どういうことかっていうと、
要は股関節が屈曲する時っていうのは、
膝関節も一緒に屈曲しますよね。
人間の運動連鎖っていうか筋膜の繋がりの構造上
そういう風な運動をするように人間の体はできています。
ですからこの大腰筋自体っていうのは、
股関節屈曲だけに股関節の視点からいうとそれだけなんですけど、
膝関節っていう風に広い視点でみると、
膝関節も屈曲しているはずです。
ですからここの筋肉っていうのは、
膝の屈曲した時の痛みとかなり関連があります。
ですからここの筋肉を見ることによって
膝屈曲時の痛みっていうのは軽減するっていうのを
僕は臨床上よく経験している所です。
大腰筋をどこで触ればいいのか?
触診が難しくないのだとか、
触れる場所って鼠蹊部の教科書的には
鼠蹊部の要は大腿動脈のところで
ちょっと表層にでてるところだけじゃないのって
言われる方がすごくセミナー中にも多いんですけど、
それはもうはっきり言います。
間違いです。
であの直接ねあの触れれる場所っていう意味では
あってるんですけど、
触診っていうような見方をするのであれば
小腸だったりだとかあと表層筋で腹筋とか
腹横筋とか腹斜筋群だとか、
あと小腸だとかね
下降結腸とか介してなんですけども
大腰筋っていうのは触診できます。
なおかつここの部分の大腰筋
要は、下位胸椎から上位腰椎に停止している
大腰筋っていうのは、
そこの部位要は小腸だったりだとか、
お臍の横とかちょっと上らへんって
セミナーではお話しするんですけども、
そこの部位で大腰筋が触れることにすごく意義があります。
はい。
ですのでもしあなたがですね、
大腰筋の触診っていうのが大腿動脈の近くの
鼠蹊部の表層に出てきている所でしか
触れないっていうのを思っておられるのであれば、
それはもう間違いだと知ってください。
まあそのお臍の横らへんで大腰筋を触れることが
できるんだっていうことを知っていただいて、
膝OAのまあ治療に生かしてください。
それするとね結構患者さんからいい反応もらうことが多いです。
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