- 2015年7月1日
④ 変形性股関節症と大腰筋の関係を知らなければ痛みは改善できません…
前回はある二つのラインをお伝えしました。
そのライン上に痛みの原因となる 筋肉や筋膜の組織が多いと言いましたね。
変形性股関節症の大部分の痛みのパ ターンは決まっています。
まず見るべき鉄板の筋肉は決まっています。
ディー プフロントラインについて話しますが、
これがわからない方はネットで調べて みてください。
まず変形性股関節症の人は、
臼蓋と骨頭の被覆率が低いので、
骨で姿勢制御することができず、
股関節周囲の筋肉にそれをしてしまっていま す。
また骨膜が一か所だけ使われてしまっているので、
侵害刺激受容器が刺激 され、
痛みが出るというパターンがあります。
もうひとつ、
二次的に筋スパズ ムができてしまい、
筋が伸張できず筋硬結ができてしまったり、
可動域に制限 がかかってしまいます。
大部分の痛みですぐ改善してしまうのは、
二次的に生 まれる筋スパズムの方で、
こちらを改善することにより、
すぐ結果がでますし 痛みに変化がでます。
変形性股関節症の軽度の人ではこちらで改善することが 多いです。
頑固で取りきれない痛みの人は他の所も見ていかないといけません が、
まずは筋スパズムの方でなおかつディープフロントラインのどこかで痛み がでています。
どこかというと、一番多いのが大腰筋です。
とても有名ですよ ね。
起始で考えると脊柱の横突起から寛骨、小転子にまでついていますね。
と いうことは、
脊柱と骨盤と大腿骨をつないでいる筋肉です。
明らかに臼蓋と骨 頭の被覆率が悪くなった変形性股関節症の人は、
骨で姿勢制御をできずに、
股 関節周囲の筋肉で姿勢制御をしてしまっています。
つまり
大腰筋を使いすぎて いるんですね。
骨で支えられないから大腰筋で支えています。
なので、
この筋 を緩めてあげたいですね。
筋硬結ができたりだとか、
筋の滑走性や伸張性が悪 くなっているので、
ここを改善できれば変形性股関節症の痛みは、
すぐ変化が でます。
これは鉄板の場所です。
大腰筋は走行が長いので、
その中でどこに痛 みの原因があるのかを細かくみていかないといけません。
ではどこのあるのか、
パターンは決まっているのですが、
まず一か所、
それはおへその真横のあたり に筋硬結ができやすく、
原因となりやすいです。
もう一か所は小転子に停止す る部分にも硬結ができやすいです。
そしてもう一か所、
腸骨筋と交わる部分で す。
ここで、
腸骨筋と大腰筋が分離せず一緒になっていることで、
硬結ができ やすいです。
この三か所です。
解剖学の教科書を見てここを触診してみてくだ さい。
なおかつ疼痛誘発動作をかけて下さい。
患者さんで股関節のところを曲 げると痛いと言われることはよくある話ですが、
そこで三か所のどこかを押し ながら、
もう一度、動作をしてもらってください。
痛みが減る方が多いと思い ます。
そのときそこが原因となります。
こういった所見を参考にしていただけ れば、
良い結果が生まれると思います。
PS
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