東北アドバンスコースの
受講生さんより

質問が来ましたので
お答えします(‘◇’)ゞ

【質問】
剣道をしている方です．

左第4指の
ばね指について

疼痛誘発動作をしても
ひっかかりませんでした。
どのように治療したら
よいですか？

【回答】
ばね指についてですね★

前腕屈筋腱は
浮き上がらないように
靱帯性腱鞘が押さえています。

これは指にあるのですが、

指の付け根付近には
力がかかって
炎症を生じやすいところがあります。

そこで腱や腱鞘が炎症を起こして
腱鞘炎になり、

さらに進行すると
引っ掛かりが生じて
ばね指になります。

原因は、
指の使いすぎです。

動かすたびに
摩擦のために炎症が進み、

腱鞘が肥厚したり、
腱が肥大し、

通過障害を起こすために
一層症状が悪化します。

治療には
保存と外科的治療があります。

前者としては、
局所の安静（シーネ固定も含む）
投薬
腱鞘内ステロイド注射
があります。

糖尿病の方は
本疾患のリスクが高まるとの
データがありますので

併発の場合は
糖尿病の治療も必要です。

一般的な治療は
上記に挙げたものが

対処療法として
存在しますが，
再発することもあります。

JPRでは
筋膜や、そのつながりを
利用して治療を進めていきます。

経験上
ばね指の方は

疼痛誘発動作で
ひっかからないことが
多いです。

しかしながら…
是非見て頂きたいのはッ！！！！

「腕橈骨筋」

「腕橈骨筋と長橈側手根伸筋の間」

「小胸筋」

「母指内転・対立筋」

さらに…

今回の相談は左手だったので
違いますが

もし右手ならば「肝臓」も
プラスしてくださいね★

ご相談は第4指なので
DBALも
チェックが必要かと
考えます。

腕橈骨筋に関しては
起始～停止まで
くまな～く硬結をみつけて下さい！

1回では
難しくても
諦めずにチャレンジですよ
!(^^)!

この方は
剣道をしていらっしゃるとのこと
ですので

手のover useがあると
予測します。

ですから

竹刀の握り方や
振り方などを見てみると
予防に関する
ヒントがあるかもしれませんね★

【アクションプラン】

①アームラインの評価
特に腕橈骨筋

②over use予防
竹刀の持ち方やフォームの
評価や改善方法の提案

ばね指を
気にせずに

剣道ができるようになると
いいですね★

医療研究チーム