From　藤井 翔吾

今回は変形性股関節症の方の股関節と足関節の関係を紐解いていきたい思いま す。

変形性股関節症の方でよく股関節を屈曲していくと痛みがでるというのは 多いと思うんですが、

そのときにやってもらいたいのが、

股関節屈曲のときの 痛みが足関節、

背屈か底屈かで痛みが軽減するほうがあると思います。

足関節 の角度によって、

痛みが変わるということです。

なにが言えるかというと、

足 関節の背屈しているとき、

底屈しているとき、

関節の状態はどうなっています か?

筋肉の状態はどうなっていますか?

どこの筋肉が緩んで、

どこが伸張され ているのか、

わかると思います。

ここにヒントがあります。

足関節の影響を受 けている患者さんがいれば、

そこをしっかり調整していかないといけません。

そこに股関節の原因があります。

これは臨床で多くて、

足関節の状態が股関節 に影響していると言えますので、

これを診ていくのが大事です。

足関節だけで はなくて、

脊柱の回旋なども関係しています。

変形性股関節症の痛みは諦めら れる事が多いですが、

関節が動く範囲での筋トレとかは、

保存的に痛みを増悪 させないための効果あるかもしれませんが、

積極的に痛みをとるという観点で は全く意味がありません。

僕たちは筋骨格の起始停止を知っているし、

解剖学 的な走行、

生理学的なもの運動学的なものも知っているので、

それを合わせて、

なぜ股関節に痛みがでているのか、

それが足関節とどう関連があるのかを考え られるようにならないといけません。

次は肩関節です。

肩関節の屈曲の角度で も股関節の痛みが変わることが多いです。

屈曲や外転でも股関節屈曲の際の痛 みの変化をみてください。

なぜなら肩の筋の状態と股関節の痛みていうのがす ごく関連しているからです。

ここに取りきれない変形性股関節症の痛みの改善 につながるヒントがあります。

ですので、

まずは足関節、

次に肩関節の影響 と股関節の痛みのつながりをしらべていただければなぁと思います。
 

PS
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どうぞお読みください。
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